Marie Antoinetteの負債額は120万ユーロ

5月31日に千秋楽を迎えるMarie Antoinetteですが、残念ながら興行成績は芳しくなく、120万ユーロの赤字になる見込みだと、radiobremenは伝えています。

当初11万8千人と予想されていた観客動員数は8万5千人にとどまり、そのうち正規料金での入場者数は7万人でした。赤字解消のため、劇場監督のHans-Joachim Frey氏は、目下舞台装置や衣裳を韓国に売却することを考えているそうです。また市が運営するイベント会社との間で、劇場の賃借料の値下げ交渉も行っているようです。

予想はしていましたが、やはり赤字になってしまったMarie Antoinette。作品の問題というよりも、人口54万8千人のBremenのような小さな都市で1400席もある劇場を毎晩埋めるのは、どんな作品を持ってきてもかなり難しいと思います。1999年にJekyll & Hydeでこけら落としをしたMusical Theater Bremenは、最初の半年こそ満員御礼だったそうですが、その後客足は途絶え、私が見た2000年5月の公演は、客席よりも舞台上の人数の方が多いという惨憺たる有様でした(しかも客席は殆どがカップルで、舞台そっちのけでいちゃついておりました・・・)。

ところで記事中に韓国が現れたということは、彼の地での公演が予定されているのでしょうか? 気になるところです。

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