NY版Rebecca公演中止の舞台裏

2012年9月10日付けの記事「NY版Rebecca、再び延期へ」及び10月2日付けの記事「NY版Rebecca 2012年秋公演中止へ」で、”Rebecca”のBroadway(ブロードウェイ)進出が中止になった背景をお伝えしました。

謎の大口出資者の突然の死で資金調達が困難になったことや、その人物の存在自体が架空ではという疑いの浮上、更に新たに登場した出資者が匿名メールの脅しによって出資を取りやめたという一連の出来事について、Vanityfair誌の寄稿編集者David Kamp氏が、同誌の2013年6月号掲載の”The Road to Manderley“(マンダレイへの道)と題した記事に、”Rebecca”の共同プロデューサーBen Sprecher及びLouise Forlenza氏等の関係者に対して行った詳細な調査の内容をまとめています。なおvanityfair.comの中で一部”Betrayal, Cons, and a Faked Death: Investigating How Rebecca the Musical Fell Apart”(裏切り、詐欺師達、そして偽りの死:ミュージカル『レベッカ』がどのように破綻したかに関する調査)と題されている箇所がありますが、リンク先の記事は”The Road to Manderley”となっています。タイトルが途中で変更になったのかもしれません。

New York Timesの2012年9月25日付けの記事”‘Rebecca’Sees Investor Fade, as if Dreamt“(消えゆく投資家を見つめる『レベッカ』、あたかも夢だったかのよう)で存在に疑問符を投げかけられた、マラリアで死亡したという大口投資家のPaul Abramsなる人物は、その後Long Island(ロング・アイランド)在住の株式仲買人Mark C. Hotton(46歳)が創り出した架空の存在であることが判明し、2012年10月15日未明に連邦当局はHotton容疑者を彼の自宅で有線通信不正行為及び資金洗浄の容疑で逮捕しました(詳細は2012年10月15日付けのNew York Times紙記事を参照下さい)。また彼の妻と姉及び3名の共犯者も逮捕されました(容疑者の詳細は米司法省サイト参照)。

そもそも”Rebecca”のBroadway上演計画のきっかけは、仕事でたまたま欧州に滞在していたForlenza氏が、Wien(ウィーン)のRaimund Theaterで”Rebecca”の初日を見たことでした。翌日Forlenza氏から電話で”Rebecca”を見るべきだと告げられたSprecher氏は、すぐさまこの作品に魅了され、二人は2008年に英語版の上演権を入手しました。元々の計画では2011年に英国・London(ロンドン)のWest End(ウェスト・エンド)で上演するはずでした。しかしManderleyの館の螺旋階段が炎に包まれながら奈落に沈むというWien版のセットに必要な舞台機構を設置するために、上演予定劇場のShaftesbury Theatreの地下を予備掘削したところ、地下水で地階が水浸しになるアクシデントが発生しました。WE公演を断念したプロデューサー達は、装置を掘削を伴わないデザインに変更し、2012年のBroadway公演を目指すことにしました。Shubert Organizationが所有するBroadhurst Theatreの提供が約束され、50万ドルの資金提供も決まりました。しかし2012年3月に予定されていた開幕は、7桁の投資を約束していた不動産業者が出資額を6桁に減らしたため、実現しませんでした。経済情勢の悪化や、Sprecher氏自身に独立した資金源や頼りになる投資家グループがいなかったことも、マイナス材料でした。Kamp氏は記事中で欧州流の歌いつなぐオペラ風で会話部分が少ないスタイルは、米国の観客に受けないかもしれないとも指摘していますが、これについてはこの記事を紹介していたFacebookの”Rebecca the Musical”に、米国のミュージカルファン達から反論のコメントが寄せられています。

“Rebecca”の共同プロデューサーであるBen Sprecher及びLouise Forlenza氏のうち、Hotton容疑者と最初に接点を持ったのはForlenza氏の方でした。公認会計士のForlenza氏は、顧客を介して知り合ったJeffrey Tronconeという人物に複数の出資者を紹介され、中には実際に多額の出資を行った投資家もいました。このTroncone氏がForlenza氏にHotton容疑者に会うよう勧めたそうです。調査記事の執筆者David Kamp氏は、Troncone氏からコメントを得ることは出来なかったと記しています。Kamp氏によると、タレント・エージェント、ラジオ・プロデューサー、起業家等の肩書でウェブ上に存在が現れるTroncone氏は、1991年に郵便詐欺で有罪判決を受けた経歴があるそうです。

プロデューサー達の前に現れたHotton容疑者は、有名企業に勤めていた経歴を告げて二人を信用させました。一方で1年前に破産して1500万ドルの負債を抱えていたことや、顧客の資金を流用した件で示談になった過去があることは、黙っていました。Forlenza氏との会食の席で、スーツを着こなし高級腕時計を身につけたHotton容疑者が、West Endのショーに投資してとても良い成果を上げたと語ったとき、劇場関係者の口から「とても良い」という言葉は滅多に出ないことを知っていたForlenza氏は面食らったものの、Hotton容疑者との接触は続けたそうです。

Hotton容疑者は自分自身は投資出来ないものの、外国の投資家グループを紹介すると言い、南アフリカの成功したビジネスマンPaul Abrams氏なる人物が200万ドルの出資を引き受けたという話が浮上しました。またAbrams氏の仲間として3名が250万ドルを出資することになっていました。この時点で書類に記載されたAbrams氏の出身地であるオーストラリアの都市名の綴りが間違っていたり、出資者達の連絡先アドレスが会社や法律事務所のものではなくAOLやGmailアドレスである等、疑わしい徴候は見られていたようですが、Sprecher氏は過去にも変わったアドレスを使用する投資家とやりとりしたことがあったため、信用してしまったそうです。またSprecher氏がこの謎の投資家達と頻繁にやりとりしていた時期は、パートナーのForlenza氏は税務関係で忙しい時だったので、チェックが行き届かなかったようです。結局二人は大物投資家に資本参加を決意させるための工作資金として、Hotton容疑者に度々現金を渡し、その額は6万ドル以上に達したそうです。中でもHotton容疑者がAbrams氏とその息子に投資内容の詳細を伝えるためと称して企画したアフリカのサファリ旅行には、1万8000ドルもの費用がかかったとされました。

2012年秋の”Rebecca”上演に向けて資金確保の目処はついたと喜んでいたプロデューサーのSprecher氏でしたが、Abrams氏から約束の資金はなかなか振り込まれませんでした。9月10日のリハーサル開始が迫る中、あせったSprecher氏はHotton容疑者に矢継ぎ早に催促のメールを出しました。すると7月末から8月初めにかけて、Hotton容疑者からAbrams氏の秘書からという一連のメールが転送されてきました。Abrams氏が長い旅の途中でマラリアにかかり、ICUで治療中だというその内容は、8月5日の時点でAbrams氏の死亡を告げるものとなりました。Hotton容疑者はSprecher及びForlenza氏に、Londonに飛んでAbrams氏の遺族のMr. Wexlerから出資の約束を取り付けてくると請け合いますが、出資は実現しませんでした。結局9月6日にプロデューサー達は広報担当のMarc Thibodeau氏を呼んで緊急会議を開き、”Rebecca”上演延期の声明文を作成しました。

プレスリリースが発表された9月8日の午後、New York Times紙のブログ上で、同紙の舞台担当者Patrick Healy氏が、匿名の投資家の死により”Rebecca”上演が延期になったことを紹介しました。するとこの記事を読んだというLarry Runsdorfと名乗る人物から、Sprecher氏に資金提供の申し出が舞い込んだのです。Sprecher氏は42丁目のRunsdorf氏のオフィスに出向き、話し合いの結果、Florida(フロリダ)で薬品会社を経営しているというRunsdorf氏は、Abrams氏が出資する予定だった200万ドルを丸々出資してくれることになりました。あまりにもとんとん拍子に進んだ話ではありましたが、Sprecher氏が芸能関係の弁護士に相談したところ、Runsdorf氏の代理人である二人の弁護士のうちの一人は、劇場ビジネスの世界で広く知られた人物であり、もう一人もWashington, D.C.(ワシントン D.C.)を拠点とする著名な法律事務所のパートナーであることが分かりました。最終的にRunsdorf氏は、匿名を条件に225万ドルの出資を引き受けてくれることとなりました。これを受けて9月21日にSprecher氏は”Rebecca”の続行を発表しました。

一方でNew York Times紙のHealy氏は独自に調査を進め、前述の9月25日付けの記事でPaul Abrams氏の身元に関する疑惑を発表しました。その記事を読んだSprecher氏は、Abrams氏についてはある種の疑惑を覚えたものの、Abrams氏を彼に紹介したMark Hotton容疑者のことはまだ疑っていませんでした。Sprecher氏とForlenza氏は、”Rebecca”の件が軌道に乗った後でAbrams氏の遺産と彼の3人の投資仲間達に対して訴訟を起こすことを考えていましたが、この時点ではあくまでも契約違反という認識で、詐欺とは思っていなかったようです。

記事が発表された翌日の9月26日、Sprecher氏は2名のFBI捜査官の訪問を受け、Abrams氏に関する書類を提出するように求められました。Sprecher氏からの電話を受けた友人の刑事事件専門の弁護士は、FBIがSprecher氏がAbramsなる架空の人物を作り出し、詐欺行為を働いたと疑っていることに気づきました。弁護士はSprecher氏への疑いを晴らすべく奔走し、9月29日にプロデューサー達が米連邦検事事務所の代表者と会う段取りをつけました。

一方で新たな出資者となったRunsdorf氏の代理人であるNYとWashingtonの弁護士達の元に、Bethany Walshと名乗る人物からGmailから発信されたメールが届きました。NYの方にはAbrams氏の疑惑を報じた9月25日付けのNew York Times紙、WashingtonにはNew York Times紙の記事を追う形で翌日発表されたNew York Post紙の記事が添付されていました。後者の内容は、Abrams氏の出資分を穴埋めすることが出来たというSprecher氏の声明を疑い、新たな出資者の正体を実名を幾つか挙げて推測するものでした。しかしこれらのメールはRunsdorf氏からの出資話に影響を与えることはなく、あとは契約書の細部を詰めるところまで来ていました。”Rebecca”のリハーサル開始は目前に迫り、キャストやスタッフは期待に胸を膨らませていました。

9月28日、Sprecher及びForlenza氏は、つなぎ融資を受けるために必要な書類をHotton容疑者から入手すべく、車でNew Jersey(ニュージャージー)に向かいました。そこにHotton容疑者が所有しているという土地の権利書が必要だったのです。その途中、Forlenza氏が自分達のプロダクションの弁護士であるLazarus氏から受け取ったメールには、出資を約束していたRunsdorf氏宛てにSarah Finkelsteinと名乗る人物がGmailアドレスを使って送ったメールが添付されていました。そこにはPaul AbramsはSprecher氏が他の投資家や劇場関係者を欺くためにでっち上げた架空の人物で、Sprecher氏の話は全て疑わしく、いずれ詐欺として立件されるか裁判沙汰になるだろうと書かれていました。結局このメールのせいで、Runsdorf氏は出資を中止すると通告してきました。

翌9月29日のFBI及び米連邦検事事務所との面談を控え、Sprecher氏の弁護士はHotton容疑者の人となりを直接確かめることを提案し、Sprecher氏と弁護士はHotton容疑者と翌朝会食の段取りをつけました。そこに身分を隠して同席させた探偵事務所の調査員は、Hotton容疑者が語る故Abrams氏のエピソードを聞いて、会食後、依頼主達に彼を信用することは出来ないと告げました。そこで初めてSprecher氏の胸の内にHotton容疑者への疑惑が芽生えたのです。Sprecher氏と弁護士は会食の席からそのまま米連邦検事事務所に向かい、3時間に渡り事情聴取を受けました。事務所を出たとき、Sprecher氏は弁護士からもうHotton容疑者とは話をしないようにとの忠告を受けました。

更に追い打ちをかけるように、Sprecher氏の元に広報担当者のThibodeau氏から辞職願のメールが届きました。Abrams氏の死と資金不足に直面した時には、Sprecher氏を信じて八方手を尽くしたものの、積み重なるストレスと次第に生じてきた数々の疑問、Abrams氏とHotton容疑者への彼の懸念をSprecher氏が真剣に取り合わなかったことを挙げたThibodeau氏は、プロジェクトが上手くいくことを願ってはいるものの、自分自身はこれ以上参加出来ないと告げてきました。

9月30日、制作チームとメインキャスト3名が集まった席で、Sprecher氏は”Rebecca”のリハーサルの中止を発表しました。既に辞意を表明していたThibodeau氏はその場にいませんでしたが、Sprecher氏は彼に電話し、もう一日残って、プレスリリースの文章を書いて欲しいと依頼し、Thibodeau氏は承諾しました。その内容は、新規投資家が悪意あるメールによって脅されたため、”Rebecca”が再び資金不足に陥ったというものでした。その2週間後、Hotton容疑者と共犯者達は逮捕されました。米連邦検事事務所により、Abrams氏のストーリーはHotton容疑者の創作だったことや、メールアドレスやウェブサイトもHotton容疑者の捏造だったことが明るみに出ました。一方でHotton容疑者が今回の詐欺を働いた動機は依然不明です。彼が”Rebecca”から得た6万ドルという金額は、彼が別件で訴えられている金額よりも1桁ないし2桁下回るものです。調査記事の執筆者は恐らくこの詐欺事件には第2部が用意されていたと推測していますが、Hotton容疑者は収監されており、彼の弁護士からもコメントは出ていないとのことです。

依然残されていた、誰が新規投資家のRunsdorf氏や彼の弁護士達に脅迫メールを送ったかという件について、2012年11月にGoogleはSprecher氏の弁護士に対し、脅迫に使われたBethany Walsh及びSarah Finkelstein名義のメールアドレスが、それぞれ同年9月25日及び9月28日に作成されていたことを開示しました。更に3つのアドレスのIPアドレスが共通していたことも分かりました。そして12月12日にプロバイダーの顧客情報から、メールの送り主は”Rebecca”の広報担当者Marc Thibodeau氏であることが判明したのです。

調査記事の執筆者David Kamp氏がThibodeau氏をオフィスに訪ねたところ、彼は容疑を認めましたが、謝る素振りは見せず、道義的な観点から行ったことだと主張したそうです。Thibodeau氏がAbrams氏とHotton容疑者の名前を知ったのは、9月6日の緊急会議の際でした。彼は2度目の上演延期は”Rebecca”に負のイメージを与えると思い、事の経緯を出来るだけオープンにすべく、プレスリリースにAbrams氏の名前と経歴を含めることを提案しました。しかし顧客のプライバシー秘匿を理由に彼の意見は受け入れられず、9月8日の声明文ではAbrams氏は匿名のままでした。それに続く2週間、Thibodeau氏はTimes紙の記者に亡くなったとされる投資家の件についてしつこく尋ねられましたが、コメントは拒否し、Sprecher及びForlenza氏にTimes紙が嗅ぎ回っていると警告しました。

Times紙がAbrams氏の存在に疑問符をつけた9月25日の記事が出る2日前、Thibodeau氏はネット検索によりHotton容疑者に訴えられた過去があったことや、Abrams氏の生まれ故郷として聞いていた都市名の綴りが間違っていること、住所や電話番号が架空のものであったことを知りました。Thibodeau氏は9月23日にSprecher氏宛に自分が知り得たことをメールしましたが、富裕層を相手にしているHotton容疑者のような人間にはよくあることだと取り合って貰えなかったようです。Thibodeau氏は翌日更に詳細なメールをSprecher氏に出そうとしましたが、送信前に彼からかかってきた電話でその話題はもう終わりにし、リハーサルの再開について話したいと言われたため、断念したそうです。そしてTimes紙の記事が出たとき、もしかするとSprecher氏は全て分かっていたのかもしれないとの疑惑がThibodeau氏の心に生じたそうです。そして自分が書いたAbrams氏の死と”Rebecca”の資金難による中止に関する声明文が、新たに投資家として名乗りを上げたRunsdorf氏を詐欺話に巻き込んでしまったことに気づきました。Thibodeau氏は意図せずに詐欺の共犯者になることを回避するべく、偽名でGmailアドレスを作成し、コーヒーショップ等からRunsdorf氏の弁護士達に警告メールを送りました。しかし返事がなかったため、もう一つ別の偽名で作成したGmailアドレスから、今度はRunsdorf氏の仕事用のアドレスに直接メールし、その結果投資家は”Rebecca”から手を引くことになったのでした。

何故Thibodeau氏は黙って”Rebecca”制作チームを去るのではなく、後で法的な問題を引き起こすことになるかもしれない警告メールの送信を選んだのでしょうか? 調査記事の執筆者の問いに対し、Thibodeau氏はただRunsdorf氏に全ての情報を伝えたかっただけだと語っています。Thibodeau氏はSprecher氏に辞職願を送付する2日前にも辞職を考えたそうですが、”Rebecca”制作資金は集まりつつあり、Times紙の記者から電話攻勢を受けていたこともあり、静かに去ることが出来なかったと語っています。また広報担当者としてニュースになりたかったという思いもあったようで、彼自身が相当混乱していたようです。結局Thibodeau氏は自分自身が出した「悪意あるメール」によって”Rebecca”の興行が中止になったことを、自分の手で声明文に書き起こすことになったわけです。辞職後すぐに弁護士を雇ったThibodeau氏は、いつ捕まるのかとかなりびくびくしていたらしく、2013年1月29日にSprecher及びForlenza氏から民事訴訟が起こされると、かえってほっとしたようです。ただ訴えでは特定されていない何者かがThibodeau氏にGmailアカウントを作成するよう仕向けたことになっており、その目的は”Rebecca”を失敗させ、原告が”Rebecca”に対して持つ権利を失効させることで利益を得ることにあったとされています。Thibodeau氏は否定していますが、調査記事の執筆者はThibodeau氏が関係した作品の大物作曲家が”Rebecca”の成功を阻止しようとした、あるいは超有名プロデューサーが上演権を欲しがっているという噂を実名を挙げて紹介しています。Thibodeau氏の言い分に対してSprecher氏は、倫理上の葛藤があったのなら何故警察やFBIに訴えたり、もっと自分の注意を引くように努力せず、公演をぶち壊すようなことをしたのかと疑問を投げかけています。

この調査記事が書かれた時点では、Hotton容疑者とThibodeau氏に対する訴訟の結論はいずれも出ていません。”Rebecca”英語版上演権は2013年末までSprecher氏が保持しており、2013年秋の上演を目指しているそうです。上演予定だったBroadhurst Theatreは、Tom Hanks主演の”Lucky Guy”上演のために明け渡されました。既に出来上がっている”Rebecca”の舞台装置は倉庫に眠っています。2013年3月11日にはある裕福な弁護士夫妻宅で100人以上の聴衆を前に”Rebecca”のメインキャスト4人が歌を披露し、資金集めの努力も継続中です。キャスト及び制作チームは依然上演への熱意を抱いているようです。

2013年4月12日付けのPlaybill.comの記事によると、4月9日の時点でSprecher氏は年末までに上演に漕ぎ着けるために必要な目標額1500万ドルに近づきつつあると語っています。2013年12月31日までに公演が開始されないと、全ての資金を出資者に返却する必要があります。Broadwayで開幕するためには、2013年6月末までに資金集めを完了しなければなりません。2013年10月にリハーサルを開始することが目標だそうです。

度重なる不運に見舞われた”Rebecca”ですが、今度こそNYデビューが実現することを切に願っています。

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