ドイツ・Berlin（ベルリン）のTheater des Westensで2017年4月9日に開幕する”Der Glöckner von Notre Dame“（ノートルダムの鐘）。2017年2月27日の稽古初日に全キャストが発表されました。
Quasimodo役のDavid Jakobsは、ドイツ・Duisburg（デュイスブルク）の”Les Misérables“（レ・ミゼラブル）で子役デビューしました。Mark Seibertが主演したBonn（ボン）の”Jesus Christ Superstar“（ジーザス・クライスト・スーパースター）にJudas役で出演し、Hamburg（ハンブルク）の”Das Wunder von Bern“（ベルンの奇跡）ではBruno Lubanski役を演じました。現在はBonnでBettina Mönch主演の”Evita“（エビータ）にChé役で出演しています。なおDavid Jakobsはドイツ・München（ミュンヘン）のGärtner Platz Theaterで”Jesus Christ Superstar“に掛け持ち出演するため、”Der Glöckner von Notre Dame”には2017年4月16日まで出演し、稽古期間を経て2017年5月18日から2017年6月3日までのJCS公演終了後、再びBerlinに戻って来ます。David Jakobsの詳しい経歴はこちらのインタビュー記事に載っています（ドイツ語記事、前編・後編）。「素晴らしい劇場、音楽、キャスト、スタッフとキャラクターを創り上げていく素晴らしい旅に出ること、この物語に命を吹き込むことを大変楽しみにしています」とキャスト紹介動画で語っています。
Esmeralda役のSarah Bowdenは、Wien（ウィーン）の”Catch Me If You Can“（キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン）や、”Der Glöckner von Notre Dame”と同じTheater des Westensで上演された”Der Schuh des Manitu“（マニトゥー族の靴）、”Tanz der Vampire“（ダンス・オブ・ヴァンパイア）等に出演しています。2002年に東京ディズニーリゾートでダンサー及びシンガーとして出演していた経験もあるそうです。最近の出演作は米国・Los Angeles（ロサンゼルス）のHollywood Bowl（ハリウッド・ボウル）で上演された”A Chorus Line“（コーラスライン）。
ドイツ語圏ミュージカルファンにとっては、Felix MartinがFrollo役で登場するのは嬉しいサプライズ！ 若い頃はWien及びDuisburgの”Les Misérables“のMarius役やWien版”Elisabeth“のDer Tod、Hamburg版”MOZART!“のColloredo、”Tanz der Vampire“のGraf von Krolock等で多くのファンを魅了したFelix。近年”Next to Normal“やWienの”Evita“と話題作への出演が増えていたところに、また一つ大型作品が加わりました。ちなみにFelixは”Du bist in Ordnung, Charlie Brown“（きみはいい人、チャーリー・ブラウン）でスヌーピー役を演じたこともあります。ミュージカル雑誌で見た身長187cmのスヌーピーが犬小屋の屋根の上に寝そべっている写真は衝撃的でした。Felix Martinは2017年4月15日から17日はドイツ・Fürth（フュルト）、4月26日から30日はDresden（ドレスデン）で”Next to Normal”に出演するので、この期間は”Der Glöckner von Notre Dame”には出演しません。
Phoebus役のMaximilian Mannは、2014年の”Elisabeth“中国・上海公演及びドイツツアー公演で皇帝Franz Joseph、2016年の”MOZART!“同公演でColloredoを演じたので、ご覧になったことがある日本のファンも多いでしょう。MaximilianがSabrina Weckerlinと共演した”Kolpings Traum“（コルピングの夢）はCD及びDVDが出ています。
Clopin役のJens Jankeは、1999年にDrew Sarich主演でBerlinのTheater am Potsdamer Platzで上演されたドイツ初演版”Der Glöckner von Notre Dame“でも同役を演じていました。今では入手困難なドイツ語版CDにも彼のClopinが収録されています。なお今回Berlinで上演されるのは劇団四季が上演しているPaper Mill版です。
アンサンブルには”MOZART!“上海公演でイケメンArco伯爵を演じたGuido Gottenbos（Cover Frollo)、2016年の”Tanz der Vampire“ドイツツアー公演のHerbert役で人気を博したMilan van Waardenburg（Cover Quasimodo）、Bremen（ブレーメン）版”Marie Antoinette“のLouis XVI.（ルイ16世）役Tim Reichwein、Wien初演版”MOZART!“でSchikanederを演じたOliver Mülich等、実力派が揃っています。Barbara RauneggerはJens Jankeと同様、1999年のプロダクションにも出演していました。
Guido Gottenbosのキャスト紹介動画。
コーラスは混声4部、各公演少なくとも24名が必要とされる出演者は公募されました。アマチュアを使うことに対しては批判的な意見も一部見られましたが、現実問題として通常のアンサンブルに加えて更に24名分のプロの出演料をまかなうのは難しいでしょう。重要なのは生演奏であることです！
Der Glöckner von Notre Dame
Quasimodo: David Jakobs
Esmeralda: Sarah Bowden
Frollo: Felix Martin
Phoebus: Maximilian Mann
Clopin: Jens Janke
Ensemble: James Cook, Guido Gottenbos, Jonas Hein, Johannes Kiesler, Kevin Köhler, Kristina Love, Chiara Ludemann, Oliver Mülich, Dorit Oitzinger, Sina Pirouzi, Daniel Rakasz, Barbara Raunegger, Tim Reichwein, Romeo Salazar, Mike Sandomeno, Daniel Therrien, Milan van Waardenburg, Wiebke Wötzel, Alexander Zamponi
“Der Glöckner von Notre Dame”は、2017年4月9日から11月4日までのBerlin公演の後、2017年11月11日から2018年1月7日までMünchenのDeutsches Theater Münchenで上演されます。なおBerlin公演は2017年4月6日及び8日にプレビューがあります。Münchenは2017年11月11日プレビュー、12日が初日です。公演期間中は月曜休演、火～金曜19:30、土曜14:30及び19:30、日曜14:30及び19:00。Berlin公演のチケットはStage Entertainment公式チケット購入サイトやeventim.de、München公演のチケットはeventim.deで購入可能です。
重要：日本からアクセスすると、Stage Entertainment公式チケット購入サイトのカレンダー表示が一日ずれて表示されます。これはアクセスに使っているPCやモバイル機器が日本時間に設定されていることが原因です。機器の時間帯を欧州時間に変更すると、カレンダーは正常に表示されます。チケット購入時は、表示されている公演日時が購入希望の日時と合っているかを決済完了前に必ずご確認下さい。
Stage Theater des Westens
Kantstraße 12, 10623 Berlin
Germany
Tel: +49 180 5 4444
https://www.stage-entertainment.de
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Deutsches Theater München
Schwanthalerstraße 13
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Tel: +49 89 55234444
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