旅の終着点はウィーン。友人達と会ったり、観劇したりと大変忙しい毎日で、あっという間に過ぎてしまいました。
ウィーンでの観劇は”Natürlich Blond”を1回、”Elisabeth”を2回。最近のVBWのニュースレターにありましたが、舞台の両脇に英語字幕が出るようになりました。日本なら縦に字幕を出せますが、横文字なので当然水平方向。狭いスペースに後付けしたので、後方席からは見にくいのではと思いました。
“Natürlich Blond”はあまり売れていないようで、前日まで十分空席があったので、当日券にトライ。開演1時間前に、並ぶことなく前方中央の大変良い席をMusicalclub割引で22 EURにて購入出来ました。派手な色使いの華やかな衣装に、ゴージャスなお姉さん達のダンスシーンなど、娯楽的要素満載の楽しい作品。一方で恋とファッションにしか興味がなかった主人公のブロンド美人Elleが、元恋人を追いかけて入ったハーバード大学で法律が人を救う力になることを知り、一人前の弁護士として成長していく物語は、考えさせられる部分もあり、興味深く見ることが出来ました。難解な法律用語が混じった長ゼリフや、ハードなダンスシーンをこなすキャストの熱演が素晴らしく、売れていないのが勿体なかったです。
“Elisabeth”も1回は当日券。こちらもたまたま割引開始時間に誰も並んでいなかった窓口で、スムーズに購入出来ました。席は1階席中程の列のサイド、2番目のカテゴリーでした。購入手続き終了後に振り返ると、先程までなかった列が出来ていてびっくりしました。キャストはDer TodがMark SeibertとRory Sixの両方に当たった他は、両日共ほぼファーストキャスト。今のバージョンでMark以外のDer Todは初めてでした。RoryのDer Tod、歌は高音を初めから出さない以外は、独自の粘り気のある歌い方が個性的で悪くなかったです。ただ体格が良く、濃い色の短髪だったので、血色のいい普通のお兄さんに見えてしまいました。イケメンMarkでDer Todの衣装のいけてなさをカバーしていたのだなあと思ってしまいました。
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