VBWの新作ミュージカルSchikaneder、2015年に上演へ

Vereinigte Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)が2015/2016年シーズンに新作ミュージカル”Schikaneder”を上演することを記者会見で発表しました。Mozart(モーツァルト)のオペラ”Die Zauberflöte”(魔笛)の脚本家として知られるEmanuel Schikaneder(1751-1812)と、女優・歌手及び劇場興行主として活躍したその妻Eleonore(1751-1821)を題材とする新作は、”Elisabeth”、”MOZART!”、”Rudolf”等に続くWien(ウィーン)のご当地ミュージカルになります。音楽及び作詞を手がけるStephen Schwartz氏は、”Pocahontas”と”Der Glöckner von Notre Dame”(ノートルダムの鐘つき男)の脚本を執筆し、”Wicked”の音楽と作詞を手がけた大物。VBWのミュージカル部門総監督Christian Struppeck氏が脚本を担当します。

VBWのニュースレターやKurier紙によると、1777年に結婚したEmanuel SchikanederとEleonoreの関係は、若かりし頃は彼の浮気が原因で一旦破綻したものの、後に『魔笛』や”Elisabeth”の初演劇場となったTheater an der Wienの運営に1780年代末頃から関わる中で、二人の間には以前よりも成熟した形での愛が芽生え、落ちぶれて精神を病んだEmanuelが1812年に亡くなるまでその関係は続いたそうです。Schwartz氏はこの若い頃の愛と成熟した愛との対比を興味深いモチーフと見なしており、SchikanederやWienや”Die Zauberflöte”を知らない人にとっても素晴らしい物語だと賞賛しています。EmanuelとEleonoreの両方共が偉大な人物であることも、ミュージカルにとっては長所と考えられます。物語が『魔笛』の初演に関わる内容であることから、Mozartの引用もきっとあるとのこと。しかもオーケストラまでMozartのオペラを上演するのに近い編成になるそうです。

Schwartz氏とStruppeck氏は数年前から一緒に新作を舞台にかけることを考えていたそうです。Emanuel SchikanederとEleonoreの波乱に満ちた関係が、傑作の創造にどのように貢献していったのかをミュージカル化する着想を得て、オーストリアの物語を当地で初演することは、二人のプランにとってまたとない機会だと言うSchwartz氏。Struppeck氏の方も、世界的な成功を収めた作曲家・作詞家であるSchwartz氏と、VBWのオリジナル作品を制作出来ることを非常に喜んでいます。Struppeck氏の発言からは、Wienに縁の深い地域性と同時に、国際色豊かな香りを持つ作品を目指していることが窺えます。

“Schikaneder”はRonacherもしくはRaimund Theaterにて、2015/2016年シーズンに世界初演を迎える予定です。

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