Drew Sarichインタビュー:歯医者と海が怖いトラ!?

オーストリアの諷刺劇役者・俳優・作家のMichael Niavaraniによるrelavant.atのインタビューシリーズに、Drew Sarichが登場しました。一部を抜粋してお届けします。Drewの人となりを垣間見ることが出来る内容です。

Michael Niavarani: あなたはキャリアを築くことを意識して働いてきましたか? それとも仕事への愛情があなたを成功に導いたのですか?

6歳の時Neil Diamondの”Hot August Night Live”を聞いたときから、弁護士になるつもりはないことは分かっていました。7歳の時にコーラスで歌い始めました。11歳の時ギターと演劇を発見しました。宿題をする時間をスケジュールに入れる余地はなかったですね。

MN: ライバルの不当な成功と自身の不当な不成功のどちらがより腹立たしいことですか? その理由は?

自分の不当な不成功の方に怒りを覚えます。私は自分自身の人生しかコントロール出来ません! 上手くいかない場合は、非常に不機嫌になってしまいます。

MN: もしお金が貰えないとしたら、あなたは自分の仕事の何パーセントを遂行しますか?

仕事をしてお金が貰えるのですか? 素晴らしいじゃないですか。

MN: 自分がいつも行きたいと思っていたところにいますか?

全然そんなことはないです。1999年にディズニーの”Der Glöckner von Notre Dame”(ノートルダムの鐘つき男)出演のために、Berlin(ベルリン)に移りました。このショーは9ヶ月後にブロードウェイでの初演を迎えることになっていました。Berlinで妻と知り合い、彼女に「Wien(ウィーン)に行ったことがある? ”HAIR”のプロダクションが進行中よ」と言われました。2000年にWienのSpittelbergに引っ越しました。”Der Glöckner von Notre Dame”の企画は、とうの昔にディズニーからキャンセルの憂き目にあっていました。ここで私は素晴らしい妻(Ann Mandrella)と双子に恵まれています。悪くないですよ。

MN: 何か大きな目標がありますか? あるとすればどんな? それとも今の状況に満足していますか?

満足しているアーティストというものは存在しないと思います。人は常に変化を求めているものです。目下のところ、私の目標は経験を重ねることです。自分の音楽を携えてツアー公演をしたいと思っています。数ヶ月の間、ロックな生活を送りたいと考えています。料理学校に通ったり、スカイダイビングをしたり、後は自分の作品展を企画するのもいいですね。

MN: どちらかというと幸福ですか、それとも不幸ですか?

幸福です。

MN: 自分が幸福だということを、正当化しないといけないと思うことが時々ありますか? あるとすれば何故ですか?

全くありませんね。私はいつも自分がしたいと思ったことをしています。私は自分が今いるところに存在するために、とても一生懸命働いてきました。

MN: もしあなたの人生において、今のところ全てが上手くいっている場合、そのうちの一部を失ってしまわないかという不安は覚えますか? それとも後で何が起ころうと、幸福を楽しめますか? あなたはいつもそんな感じですか?

私は享楽主義者です。自分が停滞してしまうかもしれないと考えると、時々気持ちが落ち着かなくなってしまいます。しかしそうした不安は、人を創造的にし、目を覚まさせてくれます。苦労を厭うことはありません!

MN: もしあなたが僅かな人しか知らない何かを知っていたとして、それがあなたに教養があることを示しているとしたら、その何かを人々に是が非でも伝えたいと思いますか?

知ったかぶりをする人ほど嫌なものはありません。私が好きなMark Twain(マーク・トウェイン)の箴言は、「口を開いて馬鹿なことを証明するよりも、口を閉じて愚か者だと思われる方がいい」です。

MN: 学校で、答えを知っていても手を挙げなかったことがありますか?

しょっちゅうです。

MN: 学校で人生にとって何かためになることを習いましたか? それは何ですか?

何処へ行こうと書くものを持って行きなさい。

MN: もしあなたの人生を映画にするとしたら、その映画のタイトルは? そして誰に主役を演じて貰いたいですか?

タイトルは”High Notes/Low Standards: The Drew Sarich Story”。そうですねえ、それから”X Factor”(タレント発掘番組)のようなキャスティング・ショーを行いますね。私は審査員としてMarkus Spiegel(オーストリア国営放送ORFのキャスティング・ショー”Starmania”の審査員)とDaniela Katzenberger(ドイツの女性タレント)との間に座りたいですね!

MN: あなたをより悲しくさせるのは何ですか? まだ叶っていない夢、それともずっと前に叶ってしまった夢ですか?

まだ叶っていない夢です。人は短い人生に出来るだけ多くの経験を詰め込むべきです。最後に最も良い物語を得た者が勝利を収めるのです!

MN: あなたがより不安を感じるのは何ですか? 死に至る過程か、それともその後にあなたが死ぬという事実ですか? それは何故ですか?

過程の方です。私は苦痛のファンではありません。誰かが私の人生を何らかの形で片付けてしまうという考えも嫌いです。死んでしまえば私にとっては全てがどうでもよくなるとしか想像出来ません。

MN: 必要以上に恐れを抱くことがよくありますか? 自分の不安をもっとコントロールしたいと思いますか?

実のところ、私は99%不安を抱いていない人間です。ただ歯医者にはお手上げです。それから果てしない海も。それ以外のことに対しては私はトラになりますよ。

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