Musicalhits in Wiener Originalbesetzung

2011年5月11日、Wien(ウィーン)・Ronacher劇場でハイチ大地震被災者支援のためのチャリティーコンサート、”Musicalhits in Wiener Originalbesetzung”(ウィーンオリジナルキャストによるミュージカルヒット)が催されました。このイベントのレポートが、Vereinigte Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)のサイトに掲載されています。

コンサートを企画したMarjan ShakiとLukas Permanの呼びかけに応じて、この一夜限りのイベントに出演料返上で集結したアーティストは総勢70名以上! Lisa Antoni、Andreas Bieber、André Bauer、Yamil Borges、Gordon Bovinet、Reinhard Brussmann、Carin Filipčić、Ethan Freeman、Yngve Gasoy-Romdal、Alexander Goebel、Maya Hakvoort、Gernot Kranner、Norbert Lamla、Ann Mandrella、Felix Martin、Luzia Nistler、Lukas Perman、Drew Sarich、Marjan Shaki、Wietske van Tongeren、Caroline Vasicek、Isabel Weicken、Lenneke Willemsen、Cornelia Zenzと”Tanz der Vampire”のアンサンブルにより、”Les Miserables”、”Phantom der Oper”、”Elisabeth”、”MOZART!”、”Beauty & the Beast”、”Jekyll& Hyde”、”Hair”、”Romeo und Julia”、”Rebecca”、”Rudolf – Affaire Mayerling”、”Tanz der Vampire”といった過去にVBWが手がけた作品のハイライトが繰り広げられました。しかもコンサートのタイトルが示すとおり、上演当時のオリジナルキャストが持ち歌を披露するという、ミュージカルファン垂涎の内容です。振付はJerôme Knols、Koen Schootsの指揮による演奏はVBWオーケストラ、司会はWerner Sobotka。VBW総監督のThomas Drozda氏及びミュージカル部門監督のKathrin Zechner氏も参加しました。なおmusicalszene.deによると、当初出演が予定されていたUwe Krögerは、残念ながら病気で出演を見合わせたそうです。満員御礼となったコンサートの収益金63,203 EURは、俳優・映画監督のSean Penn(ショーン・ペン)が創設した被災者支援団体J/P HRO Haitian Relief Organizationに寄付されました。

“Tanz der Vampire”の公式Facebookへのファンの投稿によると、10年前に死去した初代Graf von Krolock、Steve Bartonの声で”Sei bereit”が流れるというサプライズがあり、当時を知るファン達の中には涙した人もいたようです。

puls4.comに、舞台映像と終演後に劇場の食堂で行われたパーティーの動画レポート(広告の後に本編が始まります)が掲載されています。動画の終盤で「あなた方は素晴らしいカップルですが、いつ素晴らしい夫婦になるのでしょうか?」とのインタビュアーの質問を受けて、Marjanが二人は婚約しており、そのうち結婚するつもりではあるけれども、その前にまずはまたハイチに行きたいと答えています。Alexander GoebelやCaroline Vasicekも、素敵な両親から産まれる子供を期待しているようです。

musicalszene.deに掲載されているバックステージやコンサートの写真も必見です。Caroline VasicekとEthan Freemanは美女と野獣カップルであり、”MOZART!”で親娘を演じた仲でもあります。”MOZART!”からはWolfgang役のYngve Gasoy-Romdalと男爵夫人役のLenneke Willemsenが久々の登場です。”Romeo und Julia”や”Rudolf”、”Rebecca”等ウィーン・ミュージカルに欠かせない名脇役のCarin Filipčićも”MOZART!”にConstanze Nissen役で出演していました。Drew Sarichは奥様のAnn Mandrellaとの仲睦まじいツーショットを披露しています。André BauerとWietske van Tongerenがデュエットしているのはきっと”Rebecca”でしょう。Andréはウィーン・ミュージカル・コンサートで来日しています。Felix Martinは”Elisabeth”のTod役で人気を博しました。

パーティーの席には、副市長のRenate Brauner氏とウィーンミュージカルには欠かせないMichael Kunze御大の姿もありました。コンサートに出演したMayaさんは、公式Facebook上で「クラス会のようで楽しかった!」とコメントしています。

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