Der Besuch der alten Dame観劇記(2014年4月)

Wien(ウィーン)・Ronacherで上演中の”Der Besuch der alten Dame”(老貴婦人の訪問)、計3回観劇しました。Uwe Kröger、Ethan Freemanは皆勤、Pia Douwesが出なかった回が一度ありました。アンサンブルとしてAndré Bauerも出演しています。ボディーガード役で出演することもあるそうですが、私が観た時は全て本来のFranz役でした。またUwe演ずるAlfred Ill(大文字で書くとILL、発音はイル)の妻Mathilde役で、Carin Filipčićが一度出演していました。本役のMasha Karellは清楚で大人しい印象の細身の美人ですが、”Rebecca”のMrs. van Hopper役や”Rudolf”のLarisch役として人気を博し、Vereinigte Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)上演作品の常連となっているCarinはかなり恰幅が良く、元気のいい大阪のおばちゃんっぽいイメージがあります。Pia演じるClaire Zachanassianを振ってMathildeと結婚したAlfredが、長い年月を経て故郷に帰ってきた元恋人に妻を紹介する場面で、ClaireがMathildeに「彼がいつもお店の窓越しにあなたを見つめていたのを覚えているわ」と言うのですが、スタイル抜群の美女Pia様のお言葉には説得力がありませんでした(苦笑)。とはいえさすが歌には定評があるCarin、先に挙げた二役で聞いた力強い歌声とは正反対の、優しくソフトな癒やし系ヴォイスを聞かせてくれました。

見所は何と言ってもPiaとUweの存在感! Piaの舞台全体を支配するオーラ、よく通る歌声、きりっとした眼差し、彼女の一挙手一投足の全てにおいて目が離せません! Uweも数年前に感じた歌声の不調は何処へやら、髪を振り乱して駆け回り、喜怒哀楽を全身で表現する圧巻の演技に、ぐいぐいと引き込まれました。Ethanが演じる良心の呵責に悩む教師役は、彼のような大物俳優にしてはやや扱いが小さい役で、ちょっと勿体ない気がしました。EthanはAlternierendとしてAlfred Ill役で登場することもあります。彼のAlfredを見てみたかったです(Alfred役での出演予定は2014年5月13、20、27日、変更の可能性あり)。

スイス・Thun(トゥーン)での初演時は湖上舞台の特性を活かして、ボディーガード達とUボートで登場したClaire。Wienでは駅で待ち受ける人々の頭上に、ヘリコプターの爆音と風圧が降り注ぐという演出になっていました。またThunでは舞台の床面がモノポリーのゲーム盤に見立てられており、大道具は椅子や机等、必要最小限に留められていましたが、Ronacherでは駅やパーティー会場、Alfredが家族と経営する商店、Claireが滞在するホテルのスイートルーム等、具体的なセットが登場しました。以前にも参加したバックステージツアーに今回も参加したので、こうしたセットを舞台上で間近に見ることが出来ました。大変リアルなオーストリア国鉄の先頭車両のセット、本物かと思ったら、木製のイミテーションだと聞いてびっくり。一見すると鉄製にしか見えません! Claireが自分を捨てたAlfredが死ぬことを条件に贈ると約束した金額に、街の人々が次第に目がくらみ、良い物を欲しがるようになるという物語の流れはセットにも反映されているそうで、大階段の手すりがいつの間にか豪華な細工を施したものに変わっていたり、Alfredの店の商品が増えていたりします。バックステージツアーでの写真撮影は個人的な記念としてならOKですが、ネットやSMS、Twitterなどへの投稿は禁止です。写真をお目にかけることが出来ないのが残念です。

湖上舞台で印象的だった、水が張られた舞台上でドレスに長靴を履いたアンサンブルが足を踏み鳴らしながら水飛沫を立てる動作は、水がないだけで衣装も長靴も動きもほぼ同じ。長靴に違和感を感じたことを現地の友人に話したところ、興味深い解説をしてくれました。物語の舞台であるGüllen(ギュレン)という街の名前は、ドイツ語ネイティブにとっては動物の糞を原材料とする液肥を意味するGülle(ギュレ)という単語を連想させるそうなのです。歓迎会の席上で、Alfredの死を条件に莫大な金額を約束したClaireに対し、パーティーのために着飾っていた街の人々が「言語道断だ、あり得ない!」とどんどん怒りを露わにし、物凄い形相で地面を踏み鳴らし続けるこの場面では、長靴を履いていることによって汚物を踏みつける様が連想され、転じて人間のドロドロとした汚い部分がクローズアップされるという仕掛けになっているとのことでした。浅学にしてGülleという言葉を知らなかったのですが、ドイツ語ネイティブでないとなかなか分からない部分を知ることが出来、大変いい勉強になりました。

全体的にシリアスな雰囲気の話ですが、Claireの3人のボディーガード達のナンバーは観客の笑いを誘うコミカルな歌。田舎町での滞在に飽き飽きした3人が、以前の世界を股にかけたスリリングな生活を思い出し、何処か別の場所に行きたいとぼやく場面で、「東京、NY…最低でもSt. Pölten(ザンクト・ペルテン)!」とWienにほど近い町の名が出ると、お客さんは大爆笑。後日電車でSt. Pölten駅を通り過ぎた際、この場面を思い出してにやりとしてしまいました。ただ観客ウケは良かったですが、おふざけがいささか長すぎて、途中で飽きてしまいました。Thunで観た時よりも長くなっていたかもしれません。また天使や僧侶等キリスト教関係の仮装をした人々が賑やかに歌い踊る”Tempel der Moral”(道徳の寺院)は、Thunで観た時も唐突で分からなかったのですが、原作にこうした場面があるのでしょうか? オーストリアの新聞Kurierの劇評で、この場面は原作の出版元から抗議されてもおかしくないと酷評されていました。

3回のうち一度最前列のVIP席に座る機会がありました。VIP席にはワンドリンクとパンフレットが含まれています。入場時にチケットを見た係員から、客席通路手前の係員からお土産バッグを受け取るように言われました。”Der Besuch der alten Dame”の紙袋の中に、パンフレットとドリンクチケット、Twiningsのティーバッグ試供品、女性誌、Thalia(書店)の割引クーポン券が入っていました。一緒に観劇した友人のセットにはボールペンが入っていたそうですが、私の分には入っていませんでした。中身が違ったのか、単なる入れ忘れなのかは謎です。ドリンクチケットは幕間にバーカウンターで引き換えます。チケットにはスパークリングワインを意味するSekt(ゼクト)と書かれていますが、ソフトドリンクもOKです。ミモザにしてもらうことも可能です。

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17 Comments

  1. paさん、こんばんは。konです。
    この前はコメントお返しいただきありがとうございます。観劇した時の様子を思い返しながら楽しく拝読しました。
    長靴を履いていたのは私も不思議だったのですが、そんな意味があったんですね、すごく勉強になります。奥が深いですね…!パンフレットを見返しましたが、私が観た回のMathilde役はMaaike SCHUURMANSさんという方でスラっとした綺麗な女性でした。大阪のおばちゃん風のCarin Filipčićさん、観てみたかったです(笑)こちらの過去記事を読んでいて日本での上演もありそうとの記述をお見かけしましたが、その関係なのかセリフに「Tokio」とあったり舞台のセットに「¥€$??」と落書きが書かれていたり、たまに日本ネタが入っているのも何だか嬉しかったです(「YES??」はスペルの関係で必然的になのかもしれませんが…)また、Pia様のClaireような存在感を出せる役者さんってPia様以外では中々難しいだろうな、とも思いました。それくらい圧倒されました!
    CDの発売が延びてしまい、旅行中に買えなかったので通販で買おうと画策中です。

    別件になりますが、ディズニーの映画ではメリー・ポピンズが一番好きで、Der Besuch der alten Dameが上演されているローナッハ劇場でのメリー・ポピンズにもとても興味があります。しかもAnnemiekeのメリー・ポピンズなんて、是非観なくては!という感じです。今回も充実した記事のアップありがとうございます。では失礼いたします。

    • konさん、早速ご覧頂きまして、ありがとうございました。長靴の話は私もなるほどなあと思いました。演出の意図を解説して貰うと、観劇の楽しみが膨らみますね。トタン板やシャッターを思わせる緞帳に描かれた黒豹と「¥€$??」の文字、面白かったですね。黒豹といえば、Thunでは赤いハイヒールと共に作品のシンボルマークとして宣伝によく使われていたので、実際に舞台に生きた姿が登場しなくても十分存在感があったのですが、Wien版の宣伝ではPiaとUweの姿が前面に出ていて、黒豹の存在はトランクと思われた荷物が実は猛獣の檻で町の人々がびっくりした場面と、Claireが大きな生肉を檻に投げ込む場面でくらいしか感じられませんでした。観客の心にもっと黒豹の印象が焼き付いていた方が、逃げ出した黒豹を仕留めるふりをして、実際は自分が狙われるのでないかとAlfredが怯えて逃げ惑う場面の面白さが増したのではと思いました。

      Maaike Schuurmansは"Mary Poppins"にも出演しますね。彼女のMathildeはなるほどと想像出来ますが、Carinは外見的には如何にもおばちゃんタイプなので、ちょっと面食らいました(苦笑)。でも演技と歌声は優しいMathildeでしたよ! ClaireのセカンドのPatricia Hodellも大変良かったですよ。私もPiaのセカンドは大変だろうなあと思ったのですが、大変納得出来る役作りを見せてくれていて、Uweと対峙してもひけをとらず、Piaとはまた別の存在感がありました。彼女のClaireならまた見たいと思いましたよ!

      Annemiekeの"Mary Poppins"、私も是非観たいです。ディズニー映画の方は観たことがないのですが、原作は子供の頃愛読していました。

      名前のことはお気になさらず! 私も時々やってしまいます(笑)。

  2. 度々すみません、konです。先ほどのコメントの冒頭、spaさんのお名前の文字が抜けていました!(sがなくてpaになっています)
    大変失礼しました。申し訳ありません。

  3. spaさん、観劇記をありがとうございます。
    とりあえず治療が順調で退院できました。しばらくは通院治療、いずれまた入院することになると思いますが、当分の間、spaさんのブログを楽しませていただきます!
    spaさんはじめ、何人もの方々が観劇旅行をされているのを羨ましく思いながら、「治してまた行くぞ」と決意を新たにしています(笑)

    AmazonからDer Besuch der alten DameのCDを発送したというメールが届いてました。だいたい発送から10日ぐらいで到着しているので、今週末には届くかなと首を長くして待っています。
    spaさんの観劇記を思い出しながら、聴きたいと思います。

    Artusは何度も聴きましたが、Celticなメロディが使われていたり、
    結構気に入っています。
    Annemiekeの曲がそれほど難しくないのに美しいメロディで
    美味しいとこどりかなという感じです。
    このミュージカルなら、ストーリー的に日本でも受けそうなので、
    やってくれないかなと期待しています。

  4. Märzさん、退院おめでとうございます! まだ治療は続くようですが、皆さんの旅行記が回復を後押ししてくれることを期待しています!

    Der Besuch der alten DameのCD、入手されたらまた感想を聞かせて下さいね。歌詞が入っているといいのですが。ArtusのCD、私も復習がてら繰り返し聴いています。私はメロディーが小難しくて不気味な(笑)Sabrinaの"Sünden der Väter"(父親達の罪)が結構気に入っています。Markの"Nur Sie allein"(彼女ただ一人だけ)もちょっとベタな切なさがいつの間にかくせになっています(笑)。Patrickは舞台で観たときはもう一つかなと思ったのですが、CDで聴く"Schwert und Stein"(剣と石)はかなり格好いいと思ってます。Elisabethのパパとの場面を思わせるAnnemiekeの声、可愛い感じでいいですね。個人的には日本よりも韓国で先に上演されそうな気がします。日本でやるなら、メインキャストは年代が同じくらいの若手俳優で揃えて欲しいところです。

  5. Der Besuch der alten DameのCD、13日に届きました。7日発送でしたから、1週間足らずで届いたことになります。
    そして歌詞も付いていました!早速、聞いていますが、LIVEなので臨場感もありDVDでないのが残念ですが、スタジオ録音より迫力を感じることができます。
    ただ、思った以上にセリフ部分が多いので(その部分は印刷されていません)、特に最後がどうなったのかイマイチよくわからずにいます。
    Liebe endet nie (Pia&Uweの歌声がステキです)でいい雰囲気になったようなのですが、その後どうなったのか…映像があるとわかるのでしょうが。あるいは、セリフをすべて聞き取れたらわかるのか…
    セリフ部分は聞き取れるところと聞き取れないところがあります。
    しばらく繰り返し聞いて、少しずつでも解読したいですが、最後はどうなったのでしょうか、教えていただけませんか(ネタバレになるでしょうが)。
    気になって眠れません(笑)

    Pia様の圧倒的な迫力とUweとのデュエット、いつかぜひ生で見たいと
    CDを聞いて改めて思いました。
    ストーリー的には、日本ではあまり受けそうにない気がしましたが。

    Altusの方も楽しんでいます。Sabrinaの声が好きで彼女のCDはよく聞いていますが、この悪役を演じている彼女の迫力もすごいですね。
    spaさんが紹介してくださる新しいものも含めて、観てみたいものが
    どんどん増えるので、早く元気になってまた飛んでいきたいと思います。

    • Märzさん、"Der Besuch der alten Dame"のCD感想、早々にありがとうございます。完全録音盤という触れ込み通り、台詞もばっちり入っているのですね。ブックレットに台詞が書かれていないとは残念です。まあ多分ないとは思っていましたが。私も聞き取れない所が多々あったので、よりクリアに聞こえるCDで復習したいと思います。

      ここからはネタバレになりますが、"Liebe endet nie"(愛は終わらない)の場面では、二人が若い頃一緒に時を過ごした思い出の森で、昔の感情を思い出してお互いをまだ愛していることを確かめ合います。しかしClaireが受けた傷はあまりにも深く、彼女はAlfredを許すことはどうしても出来ません。一方Alfredも自分の過ちを認め、Claireが彼に望んだ運命を受け入れます。最後は町中の人間が集まり、Alfredを有罪だと思う者が次々挙手していきます。挙手をためらっていたEthan演じる教師や子供達、更には妻のMathildeさえも最後には手を挙げ、全員一致でAlfredの有罪が決まります。Alfredを町中の人間がゆっくりと取り囲み、人の塊の中で彼の姿が見えなくなります。やがて人々が再び広がると、倒れて息絶えたAlfredの姿が現れます。そこによろよろと息も絶え絶えな様子でClaireがやって来ます。Alfredを抱きかかえたClaireは、涙ながらに町の人々を「人殺し!」と非難するというラストです。

      Thun版の映像とPiaのインタビュー動画、是非ご覧下さい。こんなに出してもいいのかと思うくらい舞台映像が沢山流れます! セットは全く違いますが、人物の動きや雰囲気はWien版でも踏襲されています。

      Artusも舞台映像とFrank Wildhornのインタビュー動画で実際の雰囲気を味わえます。Sabrinaの悪役、繰り返し観てしまいたくなる魅力に溢れています!

      Artusは来年も上演されます。観劇を目標にしっかり体を治して下さいね!

  6. spaさん、ネタバレを承知で最後の場面の解説をありがとうございました。
    あれから何度かCDを聴き、少しずつわかるところもでてきましたが、
    最後に裁判があって(でもAlfredだけが有罪というのは解せないような。
    町の人たちも彼女を冷たくあしらって、だから子供も死んでしまったのでは
    ないのでしょうか?)「有罪!」となったのはわかりましたが、
    その後になぜClaireが「人殺し!」と叫んでいるのかわかりませんでした。
    spaさんの解説でだいたい理解できました。

    あと、まだきちんと解読できないのが、MathildeとAlfredが別れるところです。子供たちがClaireからのお金で高級車を買ったりした後、AlfredがMathildeにClaireのところへ行くといい、その際にAlfredがClaireと別れてMathildeと結婚したのはお金のためだと言った…ですよね?
    MathildeはAlfredを愛していたので、ショックを受け、「あなたのやったことは裁判で裁かれるべきだ」と言ってます。これが最後の場面の伏線になるのですね。

    まだまだ解読を楽しめそうです。完全録音版にはハイライト版ではできない
    こんな楽しみがありますね。
    spaさんのHilfeがあって、助かりました。映像も早速見ました。参考になります。

    Artusの方はハイライト版ですが、あらすじがついてあるので読めばわかる感じです。音楽の方も何度も聴いているうちにはまってくる感じがあります。さすがにワイルドホーン、耳に残る音楽です。
    ぜひ、いつかは生で味わいたいです。

    いつも励ましていただいて、ありがとうございます!

    • Märzさん、こういう問題作をきちんと解説する程の力量は私にはないのですが、実際観劇して理解した内容(必ずしもあっているとは限りませんが)、パンフレットの文章、Wikipediaの原作の解説記事等から、ご質問にお答えしますね。Märzさんのご理解のお役に立てれば幸いです。

      MathildeとAlfredが別れる場面は、Märzさんが解読された内容で大体合っていると思います。Claireからのお金は実際にはまだ皆手にしていなくて、入ることを当て込んで信用買いをしています。近々入ってくる大金を当てにしてクレジットカードを使っているようなものでしょうか。Alfredはまさにお金のためにMathildeと結婚したわけで、そのことを知った彼女は大変なショックを受けます。Claireが町に戻ってきてからは、町の人々がどんどん金銭欲に駆られておかしくなっていく一方、Alfredだけがまともに見えてきますが、元はと言えば妊娠した恋人を捨てて金目当ての結婚をした彼が一番モラルに反する行いをしていたわけです。

      Wikipediaに町の名前のGüllenがGülle(液肥)を連想させることが載っていました。登場人物のネーミングの裏話もなかなか面白かったです。Claire Zachanassianの名字は、作者のDürrenmattが当時有名だった億万長者のZaharoff、Onassis、Gulbenkianの3人の名前を合体させて作り上げたそうです。またAlfredの名字が病気を連想させるILL(イル)とは変な名前だと思っていましたが、この名前もClaire Zachanassianの本名Klara Wäscherと対になっていて、病めるIllが、澄んだ・明るいを意味するklar(英語のclear)と洗うを意味するwaschenを名前に持つClaireによって再び浄化されるという象徴的な意味合いを持っているそうです。

      Artusはアーサー王伝説の登場人物やエピソードをそれなりに知っていれば、話は分かると思います。限られた上演時間の中にエピソードを詰め込んでいるので、勢い駆け足になるのはやむを得ないのかもしれません。音楽は繰り返し聴いていると段々と残ってきますね。やはり今一番乗っている俳優陣が集結しているというのが大きいです。Theater St. Gallenのvimeoチャンネルに幾つか映像が載っているので、こちらも是非ご覧下さい。勿論いつかライブでご覧になれることを願っております!

    • いろいろと調べてくださり、詳しい情報をありがとうございます。
      ネーミングについても知ってから観ると、ひと味もふた味も違ってきそうですね。かなり凝った作りになっていることもわかり、興味深いです。
      Tempel der MoralとIch hab dieAngst besiegtの部分を、何度か歌詞を読みつつ、セリフを聴いていたら、さらに少しずつわかってきたような気がします。裁判を受け、死を覚悟していくあたりから、それまで逃げていたAlfredがだんだん格好良くなっていく感じです。
      お金のために結婚したけれど、Mathildeを愛そうとしてできなかったことを謝る場面では、Mathildeがとてもかわいそうでした。彼女はAlfredをすごく愛していてたのに。

      spaさんが貼り付けてくださったサイトは全部観ました。生で観るのとは比べられませんが、CDとでかなり満足感を得られました。ありがとうございました!
      それにしてもこんなに「予習」したのは初めてです。是が非でも本物を観なければと思っています。

  7. さきほど劇場からホテルに帰ってきました。
    やはり予習なしはきびしいですね!
    舞台の脇にでる英語字幕チラチラ見てしまいました。今回は前から6列目の中央でしたが、英語字幕舞台とあわぜて見るならもう少し後ろの席がよかったかもしれません。
    spaさんのメッセージ読んでいたので、長靴の意味がよくわかりました。
    これからごらんになるかたは、誰が最後まで長靴を履いていたか?に注目されるとおもしろいと思います。また演出ということなら男性の帽子にも注目されるとよいと思います。それから最後の場面では全員一致ではなかったように見えましたが私の記憶違いかもしれないです。
    とにかくPIAさんUWEさんの歌には圧倒されました。
    なおドイツ関連のところではdebu-chanではなくHungerで書き込みしていますので改名させてください

  8. 最後の場面ではやはり私の思い違いでみんな賛成の手をあげてしまったようです。ただ一人長靴を脱がなかった奴がいたということでした。失礼しました。今夜はミュージカルコンサートですので楽しんできます。

    • debu-chanさん改めHungerさん、早速の観劇レポートありがとうございました! PiaとUweに当たって良かったですね! ネタばらしをし過ぎてしまったかなとも思いましたが、長靴のことは気がついていた方がより楽しめますよね。私も長靴派が段々減っていく様子を興味深く観察しておりました。帽子も変わってますよね。あとは妙に目立つ黒縁メガネも気になりました。スイスで観た時は湖上舞台だったので、水飛沫が目に入らないようにとか防風のためかなと勝手な解釈をしておりましたが、私には気がつかなかった演出上の意味があるのかもしれません(ないかもしれませんが)。

      私も最初は前方列中央でした。その時はひたすら舞台を観ていたのですが、前方でもかなり端の席に座った際は、反対サイドの字幕が良く見えました。気になった部分の字幕を見ようかと思ったのですが、字幕と舞台の両方に視線を走らせるのは至難の業でした。結局字幕は殆ど見ないままでしたが、多少細部が分からなくても、出演者達の圧倒的なパワーを感じてこその観劇です! 実際に足を運んで良かったと思いました。

      Kunze & Levayガラ、開演が近づいていますね。今夜は素晴らしい音楽と出演者との夢の時間を存分に楽しんで来て下さい!

  9. spaさん ご無沙汰しております。
    東宝のサイト見ると今年の夏、日本でも上演するようですね。
    大阪公演もあるようなので、日本語版でも観てみたいです。
    日本語訳がどのような仕上がりになっているかも楽しみです。

    • Hungerさん、お久しぶりです。『貴婦人の訪問』、『エリザベート』上演と同時に発表されていましたね。私も大阪公演を見に行きたいと思っています。涼風さんのClaire、きっと存在感があるでしょうね。楽しみです。竜真知子さんの訳詞にも大いに期待しています。

  10. 本日大阪公演見てきました。
    台詞は意訳が多く、日本の地方都市破綻問題や福祉制度にあわせて置き換えられたようです。また日本語にはドイツ語ほど強い否定の言葉がないので訳者さん苦労されたような印象を受けました。
    ウィーン版との演出上の違いも多くありました。クレアのボディーガードは2名にリストラ?されており、彼らの曲も割愛されていたのは少し残念でした。長靴とカウボーイハットもなしでした。
    とはいっても涼風さんと山口さんもPiaとUweに劣らずなかなかよかったですよ。
    Spaさんも観られるようなので、感想楽しみにしております。

    • Hungerさん、『貴婦人の訪問』大阪公演の感想アップしました。とにもかくにも涼風さんの熱演に引き込まれました! ボディーガードの歌はシリアスな雰囲気の中で浮いていたので、私としてはない方が全体が引き締まると思いました。ドラマティックで見応えのある作品がこうして日本初演を迎えたことを、非常に嬉しく思っています。

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