Brühl:Schloss Augustusburg Part 2

Brühl(ブリュール)のSchloss Augustusburg(アウグストゥスブルク宮殿)は、Köln(ケルン)の大司教かつ神聖ローマ帝国の選帝侯だった、Wittelsbach家(ヴィッテルスバッハ家、ノイシュヴァンシュタイン城で有名なルートヴィヒ2世の家系)出身のClemens August(1700-1761)の命により、1725年から1768年にかけて作られた、バロック及びロココ様式の傑作と言われる宮殿です。内部の写真撮影は禁止ですが、公式サイトに主な部屋の360度パノラマ映像が載っているので、リンクしておきます。

1725年にJohann Conrad Schlaunの設計に基づき、中世の城跡を利用する形で始まった宮殿建設は、1728年にフランス人建築家François de Cuvilliésに引き継がれ、1768年までかかりました。Cuvilliésは、München(ミュンヘン)のNymphenburg(ニンフェンブルク城)の敷地内にある狩猟の館Amalienburg(アマリエンブルク)も設計しています。

最大の見所は、1740年から1746年にかけてJohann Balthasar Neumannによって製作された大階段。Neumannは世界遺産になっているWürzburg(ヴュルツブルク)のResidenz(レジデンツ)を始め、数々の傑作建築を世に送り出している、ドイツのバロック及びロココ時代を代表する建築家です。旧50マルク札のバッハに似たおじさんの肖像画の主といえば、ピンと来る方もいるでしょう。

宮殿の設計者が途中で変更になり、当初予定していなかった場所に大階段を作ることになったため、小さな空間を大きく見せる工夫がなされています。例えば実際は四角い天井は、だまし絵を使って高さのある丸天井に見えるようになっています。マーブル模様の柱は大理石に見せかけたフェイクですが、緑とオレンジの模様が美しく出るように手の込んだ細工が施されており、本物の10倍もの値段になるそうです。外に面したガラス戸は昔はなく、雨でも客が濡れないように、大階段の下に馬車が直接乗り付けられるようになっていました。

ピンクの壁の食事と音楽の間には、高価なMeißen(マイセン)の磁器が展示されています。食器には花やハーブといった通常のモチーフ以外に、昆虫類等が描かれたものもあり、城主のClemens Augustは、皿を這う蜘蛛の絵に御婦人方が驚くのを眺めて楽しむ悪い癖を持っていたそうです(^_^;)。

長くなったので、続きは次回!

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