St. Gallen:St. Laurenzen-Kirche

St. GallenのSt. Laurenzen-Kircheは、Laurentius von Rom(聖ローマのラウレンティウス、225-258年)の名を冠した教会です。ローマ皇帝Valerian(ウァレリアヌス帝、200頃-260年以降)は教皇Sixtusの首をはねた後、助祭長で教会の財産を管理する立場にあったLaurentiusに、3日以内に教会の財産を差し出すよう命じました。しかしLaurentiusは教区の人々に財産を分け、代わりに貧者と病人を「帝国の本当の宝だ」と言って皇帝に示しました。そのため皇帝はLaurentiusを何度も拷問にかけ、ついには鉄格子の上で火炙りにし、処刑してしまいました。殉教者Laurentiusの名がついた教会は欧州各地にあり、ドイツ・Nürnberg(ニュルンベルク)のSt. Lorenzもその一つです。

最も古い構造物は8~10世紀頃に由来するそうですが、司祭付き教会となったのは1235年のことでした。

宗教改革者VadianがSt. Gallenの市長となった1520年代には、St. Laurenzen-Kircheは都市の主教会になり、宗教・政治・社会生活の中心地として重要な役割を果たしました。今日のネオゴシック様式の外観は、1850~54年にかけての改築によるものです。

金色の星が散りばめられた青い天井は、星空を思わせます。

1856年製作のオルガン。

カラフルな壁面装飾が特徴的でした。カトリック教会だった時代に飾られていた絵や彫刻は、宗教改革の際に取り払われたそうです。

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