2011年GW ウィーン・ドイツの旅

2011年のGWは、4月27日から5月6日までWien(ウィーン)、Berlin(ベルリン)、Magdeburg(マグデブルク)、Leipzig(ライプツィヒ)、Dresden(ドレスデン)を旅してきました。

Wienでは”Tanz der Vampire”を2回観劇し、Ronacherのバックステージツアーにも参加しました。往路の機内で見たKurier紙の一面トップに、「Jude Law(ジュード・ロウ)がオーストリアの劇作家Arthur Schnitzler(アルトゥール・シュニッツラー)の戯曲”Reigen”(輪舞)を下敷きにした映画”360″の撮影を、今日からNaschmarkt(ナッシュマルクト)で行う」とありましたが、残念ながらロケ隊には出くわさず。夜遅くにNaschmarkt横を友人達と車で通りかかった際、一人が「今撮影隊の照明機材が見えた!」と叫んでおりましたが、私が振り返ったときにはもう彼方の出来事でした。

4日目にドイツに移動してBerlinで友人と合流し、翌日はMagdeburgで”Jekyll & Hyde”を観劇しました。”Jekyll & Hyde”のキャストは、2009年10月に見たときと同じYngve Gasoy-Romdal(Jekyll/Hyde)、Katharine Mehrling(Lucy)、Leah Delos Santos(Lisa)。劇場側の公式発表キャストとは異なり、St. Gallen(ザンクト・ガレン)の”Der Graf von Monte Christo”(モンテ・クリスト伯)でVillefortを演じていたChristoph Goettenが、Utterson役として出演していたのは嬉しいサプライズ。

冒頭にJekyllの父親の墓が現れたり、NellieとLucyが歌う”Mädchen der Nacht”(夜の女)がなく、Spiderも役柄自体がカットされており、ラストの結婚式の場面も前半のお祝いムードの部分が殆どなくなり、あっという間にラストになるなど、Bremen(ブレーメン)版やWien版に慣れていると、少々面食らう部分もありますが、Hydeに変身した場面で母親から赤ん坊を奪って高所から落としたり、トルコ風呂で上半身裸の少年に腰にバスタオルを巻いた姿でマッサージをされていた司教が、Hydeにナイフで下半身を切りつけられ、白いバスタオルを血まみれにして逃げ回ったり、Lucyが風呂に顔を押しつけられて溺死させられたりと、19世紀末英国社会の残酷な面を隠さずに見せる独特の演出は、作品の世界観によく合っていました。またLucyが最初に登場する際のダンスは、トルコ風呂スタッフ(?)の男性陣も加わり、セクシーで激しく素早い動きに大変迫力がありました。振付に”Wake Up”や”Barbarella”等、Wienのプロダクションでもお馴染みのKim Duddyを招いていることで、力の入れようが分かります。普段はオペラ等で歌う劇場付属の合唱団がコーラスを担当していたので、コーラス部分のメロディーに普通と違うアレンジが多少ありました。ややクラシカルな雰囲気は、迫力あるミュージカルのコーラスを期待する向きには少々物足りないかも。市立劇場のプロダクションとしてはオリジナリティーに溢れ、クオリティーも高かったです。

Leipzig、Dresdenは初めての訪問。Leipzigでは冬に戻ったかのような寒さに負けて、徒歩1時間+バス1時間半で15 EURの市内観光ツアーに参加しました。思ったより規模の大きい街で、バスツアーのおかげで個人では行けなかったであろう郊外の見本市会場や撮影所、Völkerschlachtdenkmal(諸国民戦争記念碑)等を見ることが出来ました。

音楽の殿堂Gewandhaus(ゲヴァントハウス)では、Gustav Mahler(グスタフ・マーラー)の没後100年を記念したフェスティバルが間もなく開催されるようでした。

Dresdenには2日間滞在し、第二次大戦時に爆弾で大きな損傷を受け、2005年に世界中からの寄付によって再建されたFrauenkirche(聖母教会)、世界一大きなグリーンダイヤモンドを初めとしたザクセン王国の宝物が展示されているGrünes Gewölbe(緑の丸天井)、フェルメールやレンブラント、ルーベンス等そうそうたるコレクションを擁するGemäldegalerie Alte Meister(アルテ・マイスター絵画館)等を見て回りました。コンサート等には行きませんでしたが、Semperoper(ゼンパーオーパー)の内部見学ツアーに参加し、華麗なオペラ劇場の雰囲気を味わってきました。

Fürstenzug(君主の行列)。101メートルもある壁画には24,000枚以上のマイセン製のタイルが使用され、ザクセン王国の歴代の支配者や貴族、学者、農夫、手工業者、芸術家が描かれています。

Dresdner Zwinger(ツヴィンガー宮殿)。

Frauenkirche(聖母教会)。

Semperoper(ゼンパーオーパー)。

TDV観劇記とRonacher劇場バックステージツアーは、稿を改めてお届けします。

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