2013年の海外観劇予定

あけましておめでとうございます。皆様の中には海外で新年を迎えた方々もいらっしゃることでしょう。私の2013年最初の観劇は元日の『ミス・サイゴン』大阪千秋楽でした。音楽は勿論知っていましたが、海外でも国内でも全く見たことがなかったので、現代版蝶々夫人の印象が強く、正直何となく敬遠していたこの作品。あまりに衝撃的な舞台に今更ながら不見識を恥じております。キム役の新妻聖子さん、クリス役の原田優一さん、ジョン役の岡幸二郎さん、エンジニア役の市村正親さん、トゥイ役の泉見洋平さん、エレン役の木村花代さん、ジジ役の池谷祐子さんらメインキャストそれぞれの人生がリアルに立ち上がってくる物語、戦争が人々にもたらした深い傷がひしひしと伝わってきました。別の日に見た山崎育三郎さんのクリスと上原理生さんのジョンも素晴らしかったです。『ウェディング』、『モーニング・オブ・ドラゴン』、大使館の場面や『アメリカン・ドリーム』等、アンサンブルの熱演にも圧倒されました。千秋楽の舞台挨拶で市村さんが「新演出でいつでも何処にでも持って行けるようになった『ミス・サイゴン』をまた大阪でやりたい」と仰ったこと、是非実現させて欲しいです! 

2012年の3回の海外観劇旅行は、”Elisabeth”のドイツツアー公演版とWien(ウィーン)再々演版、”Marie Antoinette”、”Rebecca”のスイス・St. Gallen(ザンクト・ガレン)及びStuttgart(シュトゥットガルト)版と蓋を開ければKunze & Levay御大作品オンパレードでした。”MOZART!”韓国公演を見ておけばコンプリートだったことに今気がつきました(笑)。その他にもSabrina Weckerlin出演の”Best of Musical 2012″や”Die Päpstin”、Patrick Stanke出演の”Sister Act”、Drew SarichとWietske van Tongeren出演の話題作”Rocky”等、良い作品に恵まれました。また2007年に続き”Elisabeth”が『ウィーン版ミュージカル「エリザベート」20周年記念スペシャル ガラ・コンサート』として再来日を果たしたことも大きな出来事でした。Maya Hakvoortの最後のElisabethを日本で見ることになるとは、私にとって人生初のミュージカルがMayaさん主演のWien初演版”Elisabeth”だったことを思うと、巡り合わせの不思議さを感じました。

さて、2013年も気になる演目が沢山あります。Wienでは引き続きRaimund Theaterで上演中の”Elisabeth”に加え、2月21日からRonacherで”Natürlich Blond”(英語タイトル”Legally Blonde”)が開幕します。ドイツ語圏では初上演となるこの作品、辛口のWienの聴衆にどう受け止められるでしょうか。なおRaimund TheaterとRonacherは2013年1月から休演日を月曜日に統一します。また火曜日は18:30、水~土曜日は19:30、日曜日は18:00開演、”Natürlich Blond”は毎週土曜日の15:00からマチネを行います。

2月23日からはMichael Kunze脚本、Dieter Falk音楽の新作ミュージカル”Moses – Die 10 Gebote”(モーゼ – 十戒)がスイス・St. Gallen(ザンクト・ガレン)で世界初演を迎えます。Andreas Bieber、Thomas Borchertといったビッグネームが出演するプロジェクトです。作品の舞台になったオーストリア・Salzburg(ザルツブルク)での公演が話題の”The Sound of Music”も5月28日まで上演中。Maria役のWietske van Tongerenは”Rocky”出演のため、次回の出演は2月23日とのことです。同作に大佐役で出演しているUwe Krögerは、Wien初演版”Elisabeth”でパートナーを組んだPia Douwesと共に、デビュー25周年を記念したコンサートツアー”Die größten Musical-Hits”を1~5月にかけてドイツ・オーストリア各地で行います。Berlin(ベルリン)でロングラン中の”Tanz der Vampire”は2013年夏まで公演期間が延長されました。Graf von Krolock役のThomas BorchertとSarah役のAmélie Doblerは1月24日に千秋楽を迎えます。

夏にドイツ各地で行われる野外公演、まずは毎年のように話題作を上演するTecklenburg(テクレンブルク)の野外音楽祭Freilichtspiele Tecklenburgには、”Der Schuh des Manitu”(マニトゥー族の靴)(6月22日から8月25日)と”Der Graf von Monte Christo”(モンテ・クリスト伯)(7月26日から9月7日)が登場します。また5月20日にはガラコンサート”Musical Meets Pop”が催され、Pia DouwesやAlexander Klawsらが出演します。

Bad Hersfeld(バート・ヘルスフェルト)の”Show Boat”は6月19日(6月18日にプレビュー公演あり)から8月4日まで。修道院の遺跡に木製の舞台を設置する会場は1600人収容可能、大変雰囲気のある素晴らしい劇場です。このBad Hersfeldや宮殿の中庭に仮設舞台を設けるEttlingen(エットリンゲン、2013年6月27日から8月17日まで”Sweeney Todd”を上演)等、ドイツの10の野外音楽祭の情報を一つのサイトでまとめて見ることが出来るよう、準備がなされているようです。

Magdeburg(マグデブルク)のDomplatz Open Air Magdeburgでは、6月21日から7月20日まで”Les Misérables”が上演されます。Jean Valjean(ジャン・バルジャン)役はThomas Borchertです。

2013年7月にはMayaさん、Lukas Perman、Marjan Shaki、Mark Seibertらが東京と大阪でコンサートを開催するようですが、7月30日には”Die Galanacht des Musicals”と題したコンサートをオーストリア・Mörbisch am See(メルビッシュ・アムゼー)の湖上音楽祭Seefestspiele Mörbischで公演予定です。こちらにはMark Seibertの代わりにUwe KrögerやPia Douwesらが出演します。

魅力的なプログラムが多いと、日程を考えるのが一苦労です。ここに紹介した以外にもお薦めの公演情報があれば、是非ご一報下さい!

* 2013.01.05 “Musical Meets Pop”の日付を訂正しました。正しくは5月20日です。

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2 Comments

  1. spaさんこんにちは。おそらく二度目のコメントだと思います。ドイツ語ミュージカルについて、俳優さんのHPやfacebookページ、サイトなどを見てイマイチ確信が持てないとき、spaさんの記事で様々な情報を知れてとてもうれしいです。2013年も素敵な記事楽しみにしています。
    今年は観劇旅行をして、憧れのオーストリアで"Elisabeth"を観るのが夢です(^^)

    • marinaさん、お久しぶりです。忙しいときは更新が滞りがちですが、楽しんで頂ける内容にできるよう、頑張ります。"Elisabeth"観劇、是非実現させて下さいね!

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