Wien版Der Besuch der alten Dameキャスト発表

2014年2月にWien(ウィーン)・Ronacherで開幕する”Der Besuch der alten Dame“(老貴婦人の訪問)のキャスト及び制作チームが発表されました。2013年夏にスイス・Thun(トゥーン)で行われた世界初演版に出演したPia DouwesとUwe Krögerを始め、Thun版のキャストを大部分引き継いだ形になっています。”Elisabeth”のオリジナルLucheni、Ethan FreemanもThunに引き続き、真面目な教師Klaus Brandstetter役とAlfred Illのalternierendで登場します。Thunで牧師役だったDean Welterlenがカバーに回っているので、本役が決まっていないのかもしれません。

Der Besuch der alten Dame

メインキャスト
Claire Zachanassian: Pia Douwes
Alfred Ill: Uwe Kröger
Klaus Brandstetter / alternierend Alfred Ill: Ethan Freeman
Mathilde Ill / Cover Claire Zachanassian: Masha Karell
Gerhard Lang, Polizist: Norbert Lamla
Matthias Richter, Bürgermeister: Hans Neblung
Roby: Jeroen Phaff
Toby: Peter Kratochvil
Loby / Cover Pfarrer: Dean Welterlen
Junge Claire: Lisa Habermann
Junger Alfred: Riccardo Greco
Julia Ill: Marianne Curn
Niklas Ill: Niklas Abel

アンサンブル
Rachel Colley, Elisabeth Hübert, Patricia Hodell, Armin Kahl, Gernot Romic, Fernand Delosch, Florian Fetterle, Christian Peter Hauser, Kai Peterson

スイング
Franziska Schuster, Gabriela Ryffel, Arthur Büscher, Wolfgang Postlbauer, Bernhard Victorin

制作チームはMichael Reed(音楽、音楽監修、アレンジ)、Moritz Schneider(音楽)、Wolfgang Hofer(歌詞)、Andreas Gergen(監督)、Koen Schoots(音楽監督)、Simon Eichenberger(振付)、Christian Struppeck(脚本) 、Peter J. Davison(美術)、Uta Loher(衣装)、Conny Lüders(衣装)、Mark McCullough(照明)、Thomas Strebel(音響)、Ronald Fahm(メイク・ヘアデザイン)。

Thun公演は湖上舞台だったので、屋内での上演となるWien版は大幅に演出が変わると思われます。たとえば物語冒頭、大金持ちの実業家Claire Zachanassianが生まれ故郷のGüllenの町にUボートで登場するという湖を活かした演出や、水が張られた舞台上でドレスに長靴を履いたアンサンブルが足を踏み鳴らしながら水飛沫を立てる動作は、Ronacherでは異なる描かれ方になることでしょう。Thunのバックステージツアーで小耳に挟んだ話では、衣装はThun版を流用するものもあるようです。またThunでは休憩なしの2時間上演でしたが、Ronacherで上演するにはやや短いので、構成が変わるかもしれません。

Vereinigte Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)の公式Facebook、Musicalvienna (VBW) によると、Wien版”Der Besuch der alten Dame”のオーケストラは総勢31名で、Thun版の24名や現在Raimund Theaterで上演中の”Elisabeth”の28名よりも増えるそうです。最近VBWのオーケストラの人員削減の噂が広まっており、ファンの間からドイツでStage Entertainmentが進めている劇場スタッフやオーケストラの人員削減の影響がWienにも達するのではと危惧する声が上がっています。Musicalvienna (VBW) においても”Der Besuch der alten Dame”や”Love Never Dies”コンサート版の豪華さを強調する一方で、財政難を理由に84名のオーケストラメンバーのうち約5名の契約を2015年1月で打ち切ると発表しています。

2013年10月31日までに”Der Besuch der alten Dame”のチケットをVBWの劇場窓口(Raimund Theater、Ronacher、Theater an der Wien)、Wien-Ticketの電話予約(+43 1 58885)、Staatsoper(国立オペラ座)前のチケット販売ボックス、またはオンラインで購入すると、1回の申し込みに付き4枚まで15 EUR割引になります(カテゴリーA~D対象)。割引コードは”GOLD”です。

Kulturblick.TVの”Der Besuch der alten Dame”紹介動画では、Thun版の迫力ある映像と音楽及びPiaのインタビューを見ることが出来ます。なお途中で音質が低下するのは、オリジナル動画自体の問題です。

PiaとUweによる”Liebe endet nie”(愛は終わらない)のスタジオ録音の模様も必見&必聴です。

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7 Comments

  1. spaさん、こんばんは。konです。無事帰国しました。
    お陰様でとても充実した旅行となりました!日中は観光、夜は観劇の定番スケジュールでしたが昼間に観たウィーンの街がElisabeth本編の至るところに散りばめられていて「あれは!」という発見があったり…。これが本場で観ることの醍醐味か!なんて考えていました(笑)
    バックステージツアーも参加しました。ガイドの方のトークは恐らく貴重な話が盛り沢山、だったと思いますがドイツ語が全くわからず(泣)ですがステージに立ったり大掛かりなセットの裏側やこんなところに小道具置いてるの!?と、舞台裏が観られただけでもすごく楽しかったです。先日はアドバイスいただきありがとうございました。

    今回の旅行では3回観劇しましたが、まず劇場の小ささに驚き、場面毎に登場する大掛かりなセットに驚き、そしてキャストの熱演に驚き…とにかく驚きっぱなしでした!大掛かりなセットはDVDで観て予備知識はあったのですが実物を観ると全く印象が違いました。
    中央、上手、下手で観ましたがそれぞれの位置で聴こえる音の違いやキャストの演技がちょっとずつ違っていたりして毎日新鮮な気持ちで観れました。
    1、2回目はAnnemiekeとRory Six、3回目はMarle MartensとOliver Arnoの組み合わせ、Franz Joseph、Lucheni、Rudolfは3回ともFranziskus Hartenstein、Kurosch Abbasi、Lukas Permanでした。
    先日のWMC2で印象的だったAnnemiekeのElisabethをフルで観られて嬉しかったです!感情がどっと溢れるような場面での表現が特に素晴らしく、容姿含めAnnemiekeの憂いのある雰囲気がElisabethっぽいというか…リアリティがあるな、と。
    カバーのMarle Martensさんは高音もキッチリ出る張りのある綺麗な声でキビキビしていました。前半ちょっと気が強すぎるなぁ?と思いましたが後半は抑えた演技もしっかりあり抑揚があって良かったです。Elisabeth役で初出演の日?だったそうです。私の横の席のドイツから来たというElisabeth好きの女性に教えていただきました。日本人が横でテンション高めで見ているためか幕間に話しかけてくれました(笑)
    Rory Sixさんはとても歌の上手な方でしたがどうも生身の人間っぽすぎるなぁと感じて自分のDer Todのイメージと少し違いました(笑)実はWMC2で観たMark Seibertもそんな印象で、Der Todと言うより血の通った青年という印象でした。その点、観たいと思っていたOliver Arnoさんは静かで冷たい死という感じで自分のイメージに近くとても良かったです!この辺は好みだと思いました。
    今回すっかりファンになったのはKurosch Abbasiさんで、細かいところでちょっとずつ仕草を変えて演じていたりMilchでシャウトを完璧に決めたり…くるくる表情の変わるとても魅力的なLucheniで新鮮でした!歌声も好きなタイプで今後も注目していきたい俳優さんです。
    Franziskus Hartensteinさんはまだお若いのに綺麗な低音で渋みがあり、晩年の演技も含め良かったです!あと、11等身くらいあるスタイルに驚きました(笑)

    過去にアップしていただいた記事が参考になり大変助かりました。改めて、ありがとうございました。すみません、すごい長文になってしまいました。では失礼いたします。

    • konさん、お帰りなさいませ! 気合いの入ったレポート、ありがとうございました。長文大歓迎ですのでご心配なく!

      ウィーンの街並みを自分の足で歩き、その一角にある劇場で"Elisabeth"を観るという体験には、DVDや来日公演では得られない特別さがありますよね。帝劇や梅芸のサイズに慣れていると、VBWやStage Entertainmentの劇場でも小さく感じられると思います。そう考えると、来日キャスト達は日本の劇場の大きさにさぞかしびっくりしたことでしょうね(笑)。バックステージツアーは説明が分からなくても十分楽しめる内容ですよね。私は舞台から客席が意外と近く見えることが分かって、観劇中も気が抜けないなと思いました(苦笑)。

      Oliver ArnoのDer Tod、ご覧になったのですね。私もクールな方が好みなので、彼のDer Todを観られなかったのが残念です。Rory Sixは血色が良すぎました(苦笑)。Annemiekeの情熱溢れる演技、私は特に2幕の精神病院の場面が心に残りました。あの細い体の何処にあれだけのエネルギーが溜まっているのだろうと思わされます。カバーのElisabethデビューの日に居合わせたとは、ラッキーでしたね! 色々な組み合わせで観ることが出来るのも、現地で複数回観るメリットだと思います。とはいえお目当てのキャストがいる場合は、なるべくその人に当たりたいと思うのが人情ですが。そういう意味では、今回気に入られたKurosch Abbasiに3公演とも当たって良かったですね。彼は現地ファンにも大人気らしく、サイン会の時も彼のところに女の子のグループがどっと押し寄せていました。Kurosch目当てなら、ハンブルクのオペラ座の怪人が気になっていませんか(笑)? 帰国早々ですが、次回の観劇旅行に向けてまた情報を集めてみて下さいね!

  2. spaさん、返信ありがとうございます。
    Rory Sixは血色が良すぎ、すごくわかります。私が観た時は髪型が短髪だったのも手伝いちょっとスポーツ選手のようでした(笑)

    そうなんです、ハンブルクのオペラ座の怪人気になっています!海外観劇だと気になる俳優さんの作品をササっと観に行けないのが歯痒いです(泣)
    Kurosch AbbasiのFacebookにファントムに決まった時の記事があったと思うのですが(夢が叶いました、というようなコメントの付いた記事だったかと)改めて確認したらなくなっていました。ドイツのミュージカルの情報はStageEntertainmentというところで主に調べればよいのでしょうか?
    ファントムに向けてLucheniの出演回数が減るようだったので今回観れてラッキーだったかも、と思いました。

    では、次回の記事のアップを楽しみにしております!失礼いたします。

    • konさん、私もRory Sixは髪型といい体格といい、フットボールかラグビーの選手のように見えてしまいました(笑)。

      Stage Entertainmentは、劇団四季のように自前の劇場で大作ミュージカルをロングラン上演している企業で、親会社はオランダにあります。Facebookにはファン向けの総合サイトMusicalfreundeや作品毎のページがあります。オペラ座の怪人(Das Phantom der Oper)もStage Entertainmentが手がけています。10ヶ月限定の上演だそうなので、KuroschのFacebookで彼の予定をまめにチェックすることをお薦めします。ドイツのミュージカル上演情報チェックには、musicalzentrale(http://www.musicalzentrale.de/)が便利です。

      期間限定のファントム上演の後に、もしかしたら"Love Never Dies"が来るのかなあとか、ウィーンでコンサート版に出演するDrew Sarichが"Rocky"から移ってくるかもと勝手な予想を立てております。Drewのファントムが観たいとかなり願望が入っています(笑)。

  3. spaさん ごぶさたしております。
    5月にベルリンに仕事でいくついでにウィーンにもよれそうで、Der Besuch der alten Dameを観ることを計画しています。
    つきましては今回も予習して臨みたいのですが、このミュージカルのCDは発売されているのでしょうか?ご存じなら教えてください。
    今回はハンブルグのDas Phantom der Operにも行けそうですが、こちらは昨年ウィーンに行ったとき買ったハンブルグのコンサートのドイツ語版と以前買ったブロードウェイオリジナルキャストの英語版で予習中です。

    • debu-chanさん、ベルリンにウィーン、ハンブルクとミュージカル都市を回られるとは楽しみですね! "Der Besuch der alten Dame"は今のところCDは出ていませんが、最近のVBW作品でよくある初日ライブ録音盤を出すのではと想像しています。原作戯曲の日本語訳がデュレンマット戯曲集 第二巻(鳥影社、2013年)に収録されているそうなので、こちらを読んでから観劇されては如何でしょうか。感想お待ちしております!

  4. やはりCDは未発売ですか!!ウィーンではマンマミーアのドイツ語版も観てみたいとは思いますが、今回は観劇の機会は二回なので一回はフォルクスオーパにオペレッタを見に行くつもりなので、"Der Besuch der alten Dame"だけになりそうです。
    ベルリンは仕事があるので、都合がつけばHinterm Horizontに行って見るつもりです。

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