Röttingen:焼き魚とワイン(2014年6月)

2014年6月の旅、”Der Graf von Monte Christo”観劇と遠足に忙しく、滞在していたドイツ・Röttingen(レッティンゲン)の観光は帰国前日までお預けとなりました。

この日は地元の釣りクラブ主催のFischerfestというお祭りがありました。年に一度のお祭りだそうで、せっかくなので行ってみようと宿を出たところ、前日一緒に観劇したドイツの友人夫妻にばったり遭遇してお互いびっくり。小さい街といえどもこんな偶然はなかなかあるものではありません。家路につく前に一時間ほど散歩しようと思っていたという二人を誘って、川のほとりの会場に行ってみました。

魚の串焼きが食べられるとあります。

スポーツ公園の近くの川沿いの芝生にテントが張られていました。生憎の曇天でしたが、なかなかの賑わいぶりです。

お祭りのハイライト、魚の串焼き! 豪快に魚を焼くおじさま方に「皆さんが釣った魚ですか?」と聞いたところ、「いやあ、我々だけではこんなに釣れないよ! 冷凍物さ!」と衝撃的な答えが。焼かれている魚もよく見ると鯖でした・・・。

でもせっかくなので1匹を3人でお試し。友人達は魚の頭に大興奮! 身を外した後の頭をつまんで写真を撮っていました。日本人にとっては全く珍しくない尾頭付きの魚ですが、ドイツ人は海沿いにでも住んでいない限り、丸ごとの魚を食べる機会は殆どないのでしょう。釣り立てではなかったですが、屋外で食べる焼き立ての鯖はとても美味しかったです。

会場では近所の奥さん達と思われる女性陣が手作りケーキを販売していました。沢山並んでいるホールケーキが見る間にカットされ、飛ぶように売れていきます。友人達がお土産に買っていくというので、私もMainzer Torteというケーキを一切れテイクアウトしてみました。マインツ風のケーキという名前のこのケーキ、当のMainzから来ていた友人夫妻は聞いたことがないと言って面白がっていました。レモン風味で口当たりが軽いチーズケーキの上にイチゴのゼリー寄せが載ったこのケーキ、一口食べて余りの美味しさにびっくり! 今までドイツで食べたケーキの中で一番でした!

前々日のステーキといい、この日の焼き魚とケーキといい、観劇以外は全く期待していなかったRöttingenでこんなにグルメ体験が出来るとは! 宿の奥さんお薦めののパン屋さんで買ったBauernbrot(農夫風パン)も美味しくて、帰国日の朝に再度お土産用に買いに行きました。焼き立てパンは思った以上に熱々で、結局空港まで買い物袋で持ち歩いて冷ましてからスーツケースに入れました。

友人夫妻と別れた後、街中を少々散策しました。

Röttingenは日時計の街を謳っているそうで、街のあちこちに日時計があるという触れ込みでしたが、あまり時間がなかったので、殆ど発見出来ませんでした。青空の下で見てみたかったです。

午後はワイナリーで試飲会に参加しました。近くの街からバンでやって来た7人のおじさま達のグループに紅一点で混ぜて貰ったところ、「ワインの女王様だ!」と持ち上げて貰えました(笑)。観劇前だというのに、ついつい色々試し飲み。おじさま方はワインリストに感想を書き込んだり、ワイナリーのご主人とワイン談義をしつつ、試飲を楽しんでおられました。こうした試飲会ではケースで注文して後日送ってもらうのが普通のようでした。私もお土産に数本購入しました。ここのワインは劇場のドリンクコーナーでも販売されています。Röttingenで観劇される際は是非お試し下さい。

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