Tanz der Vampire 15周年記念公演動画集

2012年10月4日、ドイツ・Berlin(ベルリン)のTheater des Westensで”Tanz der Vampire”が上演15周年を祝いました。スペシャル公演として大々的に告知されていたこの日の公演は通常の舞台かと思いきやサプライズ満載! 過去の出演者達も登場した華やかな公演のハイライト映像が、entertainmentberlinやUnitedMusicalsのYouTubeチャンネルで公開されています。またmusicalszene.deには写真と共に詳細な紹介記事が掲載されています。

まずはRoman Polanski(ロマン・ポランスキー)監督からのビデオメッセージ。15年前にはこの作品がこれほど長く続くとは思ってもみなかったけれども、この先も更に長く続くかもしれないと言う監督。「気をつけて! 今宵永遠が始まる!」と劇中の台詞をドイツ語で引用しています。記念公演には娘のMorgane嬢が代理で出席したそうです。

次の映像に登場するのは新旧の教授達3名。Jens JankeにとってのTDV15周年は、舞台人生の3/4に当たる長さ。彼が初めてWienで教授役を演じたときには妻も子供もいませんでしたが、今は両方ともいて、自分も年を取ったと述べています。Wien初演版オリジナルキャストのGernot Krannerにとっての15周年は、15年分年を取ったこと。でも今日のショーはこれまで同様若さに溢れて素晴らしく、不死者達は長生きで常にピチピチ。年齢を感じる先の二人とは対照的に、ただいま現役教授のVeit Schäfermeierにとっての『15年』は、メイクや接着剤にヒゲやカツラで実年齢よりも老けることを意味しているようです。とはいえ素晴らしい共演者達とショーには満足している様子。

映像後半には”Alles ist hell”(全ては明らか)の場面が登場します。なんと教授が3人勢揃い! 左から順にJens Janke、Veit Schäfermeier、Gernot Kranner。その他の出演者はGoele de Raedt(Magda)、Michael Heller(Alfred)、Barbara Raunegger(Rebecca)、Jerzy Jeszke(Chagal)。

3人の教授を迎えての稽古映像。といってもほんの一瞬しか映りませんので、お見逃しなく!

伯爵に舞踏会へ招待されたSarahが、伯爵からのプレゼントの赤いブーツを手にする場面では、Berlin版SarahのAmélie Doblerではなく、Wien版のMarjan Shakiが姿を現し、Alfred役のMichael Hellerと”Draussen ist Freiheit”をデュエットしました。

更にお遊びは続きます。伯爵の城を訪ねた教授とAlfredの前に現れたのは、それまでKrolockとして登場していたThomas Borchertではなく、Stuttgart(シュトゥットガルト)やBerlin等、ドイツ各地で長年にわたり伯爵役を演じてきたKevin Tarte。1幕はKevinがフィナーレを飾りました。続いて2幕冒頭、”Totale Finsternis”で舞台に現れたSarahはJessica Kessler。Berlinでは”We Will Rock You”でもお馴染みのパワフルな彼女の相手を務めるKrolockは、Stuttgart公演の伯爵Jan Ammann。映像がないのが大変残念です。舞踏会の場面には3人のSarahと伯爵が同時に登場し、Thomas BorchertがAmélie Dobler、Kevin TarteがMarjan Shaki、そしてJan AmmannがJessica Kesslerの喉元に一斉に噛みつきました。吸血鬼達の間で正体を隠して踊るAlfredも、3人もSarahがいる事態にはびっくり。フィナーレは観客総立ちで大変盛り上がったそうです。

カーテンコールには、ゲスト出演した3人の教授(Jens Janke、Veit Schäfermeier、Gernot Kranner)、2人のSarah(Jessica Kessler、Marjan Shaki)、2人のGraf von Krolock(Kevin Tarte、Jan Ammann)以外にも、かつてTDVに出演した面々が次々と登場しています。作曲者のJim Steinmanも、携帯越しにこのお祭り騒ぎに参加していることが紹介されています。確か今は亡き初代KrolockのSteve BartonがWienで出演した最後の公演だったと思いますが、客席にいた彼のマネージャーが米国にいるSteveの家族に聞かせるため、公演中携帯をつなぎっぱなしにしていたというエピソードを思い出しました。

終演後のパーティー映像。新旧のキャストやスタッフ達が15周年を祝うコメントを寄せています。

15周年記念公演のキャストは次の通り。

Graf von Krolock: Thomas Borchert/Kevin Tarte/Jan Ammann
Sarah: Amélie Dobler/Marjan Shaki/Jessica Kessler
Professor Abronsius: Veit Schäfermeier/Jens Janke/Gernot Kranner
Alfred: Michael Heller
Chagal: Jerzy Jeszke
Magda: Goele de Raedt
Herbert: Marc Liebisch
Koukol: Stefan Büdenbender
Rebecca: Barbara Raunegger

“Tanz der Vampire”は2013年8月18日まで公演期間が延長されました。その後ドイツ語圏での上演は当面の間ないという話です。これまで観劇の機会を逃していた方、是非一度本場の迫力を体験して下さい!

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7 Comments

  1. 映像、全部拝見しました。15周年記念公演、すごいですね!
    このところずっとどこにいてもElisabethばかり観たり聞いたりしていたので新鮮です(笑)でもその甲斐あってか、梅芸での初日観劇の時には、新曲(ロンド)以外は台詞も含めて思わず口が動いてしまうぐらい頭に入ってました。

    TDV15周年記念公演、この豪華メンバーの公演の場にいたかったです。
    Tanz der Vampireは、観客も一緒に楽しめる作品なので、
    盛り上がりも尋常ではなかっただろうと想像できます。
    来年夏にドイツに行けたらぜひ観てみたいです。
    Berlinは何度行っても楽しい町なので、観劇以外にも見所はいっぱいありますし。
    情報、ありがとうございました。

  2. Märzさん、TDV15周年記念公演、ドイツの友人が行ってきたはずなので、そのうちレポートを聞かせて貰おうと思っているところです。個人的には次はTDVの来日公演をやって欲しいです! TDVは10周年の時にコンサート版をやっているので出来るはず。"MOZART!"もお願いしたいと夢は膨らんでおります(笑)。

    今日も梅芸は盛り上がりましたよ! でも2階はかなり空いていたようで、本当に勿体ないです。奇跡の来日公演、もっともっと多くの人に知って貰いたいです。

  3. spaさん、TDVレポートを楽しみにしています!
    来日公演、私もぜひやって欲しいです。
    Mozart!もできればMarie Antoinetteも、
    Rebeccaだってと、夢はふくらむばかりですが。

    昨日も梅芸にいらっしゃったのですね。
    私は週末にあと2回ですが、昨日行った友達からメールが来ました。
    「Mayaさんの迫力に圧倒され、感動の連続だった」と言ってました。Mateのトートはやはりドイツ語がいい!」とも。

    ところで、以前、現在ウィーンで上演されているElisabethの
    ライブCDが10月にでるとおっしゃってましたが、
    まだですよね?予習もかねて購入しようと思っているのですが。
    Rebeccaも現在のメンバーのものが出るとおっしゃってましたが、これはいつ発売でしょうか?
    もしご存じでしたら、教えていただけませんか。
    よろしくお願いいたします。

  4. Märzさん、お友達もウィーンキャストの魅力にとりつかれたようですね! Mayaさんといえば、少女時代のSisiが全然OKなのがこれまたびっくりでした(笑)。Mátéは初日も昨日もややお疲れ気味で高音が厳しかったので、休みなしの日程で保つのかが心配です。

    "Elisabeth"のライブCDは当初10月中旬発売予定でしたが、10月末に延期になりました。"Rebecca"はSound of Musicによると11月30日発売予定だそうです。どちらも予約受付中です。またまたCDコレクションが増えてしまいそうです!

  5. CD発売情報、ありがとうございました。
    私のCDコレクションも増えてしまいそうです。
    前に教えていただいた「女教皇ヨハンナ」の本も読み、
    (とても興味深く、一気に読んでしまいました!)
    このCDも一緒に購入しようと思っています。
    他にオススメがあれば、教えてください。

    昨日、20周年記念コンサート、2回目でした。
    spaさんが初日にすでにお気づきのように
    Mátéの声の調子が…
    初日はまだDer letzte Tanzの最後は高音に
    持っていっていましたが、昨日は低く伸ばすしかない状態で、
    彼が出てくるたびにハラハラドキドキしてました。
    少し声がかすれ気味で、でもその中で何とか演技力で
    カバーしている感じです。
    初日は間近での観劇だったこともあり、
    のぼせ上がっていたのか(笑)、あまり気づきませんでしたが、
    昨日は最初に出てきたときから「エッ」という感じでした。
    Mayaさんは絶好調で、会場を完全に自分のものにされていました。
    Lukasは本当に何度も登場しますね。ルドルフ役は暇ですもんね。でも普通のルドルフ役の人より、たぶんたくさん登場していると思います。ファンサービスでしょうか!?
    精神病院の場面でも患者の一人として出てきたので
    ビックリしました。
    東京には行けないので、今日が最後の観劇です。
    Mátéの調子が少しでも回復していることを祈ってます。

  6. TDVの記事、楽しく拝見しました。
    素晴らしい記念公演、その場にいたかったです。
    まだ映像が小出しで出てくる事を期待しています。
    エリザベート、梅田の初日に行かれたのですね。
    やはり初日に行った友人も、かなり感激したとの事で、
    興奮のレポを送ってくれました。
    わたしは来週東京で見る予定なので、
    今から楽しみです。
    そして、わたしもTDV、Rebeccaともに、来日公演をしてほしいと思う一人です。
    現地で観たいと思ってもやはり遠いです。
    いつか日本で見られる日を夢見て・・・。

    ElisabethとRebeccaのCD、入手出来る日にちが伸びてしまい、
    待つ首が長くなってしまいそうです。
    でも、良いものが出来るなら、待つ楽しみもありですね。

  7. 私にとってのElisabeth週間が終わってしまいました。
    3回行きましたが、いつも最後はスタンディングで
    観客もみんな大興奮です。
    連日の公演、昨日の土曜日は2回公演という
    ハードスケジュールなのに、Mayaさんの声は最後まで
    迫力を失うことなく、観客を魅了していました。

    心配していたMátéの声は昨日よりはよくなっていたようで
    少しホッとしました。
    昨日は2回公演の1回目だったので、セーブしていたかも
    しれませんが。
    でも、9月の日本語での時ほど、高音はでてなくて、
    東京公演までに回復していればいいと祈ってます。
    (私は行けないのですが)
    初日より、トートとエリザベートの絡みのところは、
    さらに迫力が増し、観ていて思わず体に力が入りました。

    3回目ともなると少し落ち着いて観ることができました。
    Rondo-Schwarzer Prinzが入ったことで、
    最初からElisabethもTodに惹かれていることが
    はっきりわかります。
    途中で何度かTodの誘惑に負けそうになりかけては拒絶する…
    この感じがより自然な流れになったような気がします。

    明日の大阪千秋楽、東京公演に行けないのが残念です。
    東京公演のレポートを楽しみにしています!

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