2014年6月の旅、”Der Graf von Monte Christo”が上演されていたドイツ・Röttingen(レッティンゲン)から最も近い鉄道駅のあるWeikersheim(ヴァイカースハイム)に行きました。ここの見所はSchloss Weikersheim(ヴァイカースハイム城)とその庭園。それぞれガイドツアーに参加して見学しました。城の見学はガイドツアーのみですが、庭園の方は通常は自由見学です。この日は特別イベントとして、中世にこの城で働いていた女性が当時の衣装姿で案内してくれるという趣向のツアーがあったので、日本出発前に参加申し込みをしました。
Weikersheimへはバスで行くつもりでしたが、宿の方が丁度行く用事があるのでと声をかけて下さり、車に便乗させて貰うことが出来ました。帰りもガイドツアーが終わった時間に迎えに来て下さるとのありがたい申し出を頂いたので、お言葉に甘えることにしました。Röttingenからは車で10分ほど。バスの本数は限られています。
Weikersheimの中心Marktplatz(マルクト広場)に面してSt. Georg(聖ゲオルク教会)が建っています。
教会の向かいに城がありました。
中庭で11時からのガイドツアーの開始を待ちます。
城内は生憎撮影禁止でしたが、豪華な彫刻と天井画で飾られたRittersaal(騎士の間)を始め、美しく保存された数々の部屋が印象的でした。
午後からの庭園ガイドツアーの前に、一旦城外へ。
バラの庭園がありました。
広場に面したHotel Laurentiusのレストランで昼食。濃厚な葡萄ジュースを頂きました。
ホロホロチョウのモモ肉のアンズ茸と野菜添え、別皿はデュラム小麦。凝ったお料理は非常に美味しく、見た目もお洒落で素敵でした。土曜日の昼のわりに店内がガラガラだったのが勿体なかったです。
Bistro
Marktplatz 5, 97990 Weikersheim
Germany
Tel: +49 79349108-0
Fax: +49 7934 9108-18
http://hotel-laurentius.de/bistro/
再び城へ。時折小雨が降る生憎の空模様の中、庭園ガイドツアーが始まりました。案内係はその昔この城で料理係をしていた女性で、庭師だった夫に先立たれたという設定でした。
珍しい植物をコレクションしていた城主がインドから取り寄せたサボテンだそうです。インドとサボテンというのがあまり結びつかないのですが・・・。
このオブジェは何とトイレの排出口!
壕の部分にはミニ葡萄畑が広がっています。
庭園を挟んで城の反対側にオランジェリーがあります。
広い庭に点在する建物。
オランジェリーまでやって来ました。
城の外の教会で結婚式を挙げたカップルの結婚披露宴が行われていました。
バロック式の庭園には地水火風や春夏秋冬を現した彫像が置かれています。
庭園のハイライト、Zwergengalerie(こびとのギャラリー)。
城で働いていた人々をモデルに作られたそうです。
料理係の女性の像はこちら。
庭園ツアーには含まれていなかった小さな庭。
様々な種類のフクシアの鉢植えで一杯でした。
Röttingenから日帰りで行ける観光地ということで、たまたま選んだWeikersheim城でしたが、城も庭園も見応えがありました。
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