Musicalfest 2015レポート(2015年9月19日)

Vereinigten Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)による年に一度のファンイベントMusicalfest。丁度Wien(ウィーン)滞在中に開催されたので、初めて行くことが出来ました。

12時半のイベント開始少し前に会場に着くと、特設舞台でのコンサートのサウンドチェックが行われていました。舞台は劇場前の道を封鎖して設置されていました。丁度”MOZART!”のConstanze役のFranziska Schusterが”Irgendwo wird immer getanzt”(ダンスはやめられない)を歌っているところでした。本番さながらの熱唱に聴衆は既に大盛り上がり。次に登場したのはMark Seibert。”Wie kann es möglich sein”(神よ、何故許される)に歓声が上がりました。そこへAnnemieke van Damが加わり、”Elisabeth”より”Wenn ich tanzen will”(私が踊る時)。この組み合わせでこの曲をまた聴くことが出来るのは、イベントならではの醍醐味。つい先日までツアー公演に出ていたはずのMarkが途中で歌詞を忘れるハプニングがあり、苦笑いしていました。ラストは新WolfgangのOedo KuipersとMarkによる”Die Schatten werden länger”(闇は広がる)。リハなのでラフな格好です。途中で切り上げられましたが、フレッシュな組み合わせに期待が膨らみます。

司会はRobert SteinerとRolf Rüdiger。毎週日曜日のラジオ番組で人気のコンビで、Rolf Rüdigerは口が悪いネズミのマペット。二人のコントで笑いを誘いながらの進行でした。ネズミ君は”Tanz der Vampire”のファンだそう。

コンサートは1回30分の計3公演、内容は同じでしたが、結局3回とも見てしまいました。

Ich bin Musik (MOZART!): Oedo Kuipers
Totale Finsternis (Tanz der Vampire): Barbara Obermeier, Thomas Borchert
Wie kann es möglich sein (MOZART!): Mark Seibert
So viel mehr (Rudolf): Franziska Schuster, Thomas Borchert
Wenn ich tanzen will (Elisabeth): Annemieke van Dam, Mark Seibert
Irgendwo wird immer getanzt (MOZART!): Franziska Schuster
Die Schattern werden länger (Elisabeth): Oedo Kuipers, Mark Seibert

観客も出演者もイベントを楽しむ緩い雰囲気で、凄い望遠レンズを持ったプロカメラマンや、スマートフォンを掲げるファン達が写真や動画を撮影していました。主催者側も大いに宣伝して欲しいということなのでしょう。その辺日本に比べると緩やかなのがいいところ。YouTubeにも当日の動画が幾つか上がっています。Musicalfest、Raimundtheaterで検索すると多数出てきます。

コンサートでは特にThomas Borchertが弾けまくり。”Totale Finsternis”では観客を自ら指揮して”Sei bereit!”と歌わせ、相手役のBarbara Obermeierの首に噛みつき、そのノリを引きずったままRudolfなのにヴァンパイアモードでFranziska Schusterと歌った3回目の”So viel mehr”では、おふざけが過ぎて歌うのを忘れるThomas。おかしすぎます!

司会者とネズミ君のやりとりも公演毎にエスカレート。最後にはネズミ君、おさげのついたバイキングの帽子を持ち出して、「これをMarkかOedoのどちらかに被せたい!」と熱望する始末。実現しなくて良かったです。

劇場内では衣装の展示や試着、子供向けのダンスワークショップやメイク等が行われていました。

“MOZART!”のバックステージツアーは各回定員50名ということでしたが、あまりの長蛇の列にツアーの予定人数に収まりきらず、客席側に回って説明を聞くことも出来ますと急遽案内がなされました。いつ入れるか分からない状況だったのと、公演をまだ観ていなかったので楽しみに取っておきたい気持ちもあり、こちらは諦めてコンサートに集中しました。コンサート後にサイン会の会場に行くと、こちらも既に長蛇の列で締め切られていました。残念ながらサインは貰えませんでしたが、サイン会の様子は見物出来ました。幸運な参加者に、キャストは一人一人丁寧に対応していました。イベント後に”MOZART!”のプレビュー公演と”Mary Poppins”の本公演が控えていたので、サイン会は時間通りに終わり、キャストは公演準備に去って行きました。とても贅沢なこのイベントは全て無料、サイン会も向こうがカードを用意しており、持ち込んだグッズへのサインもOKでした。人数が多い日本ではなかなか難しいと思いますが、アットホームな雰囲気の楽しいイベントでした。

オーストリアのミュージカル雑誌musicalcocktailのFacebookに、当日の写真が沢山載っています。是非ご覧下さい。


Copyright: Andrea Martin

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