musicalzentraleによると、2010年5月にオーストリア・Innsbruck(インスブルック)のTiroler Landestheaterで上演される新作ミュージカル”Lulu”に、Maté KamarásがJack the Ripper(切り裂きジャック)役で出演することになったそうです。
Luluの原作者は、ウィーンのRonacher劇場で上演中のFrühlings Erwachen(春のめざめ)と同じく19世紀の作家Frank Wedekind。Wikipediaによると、魔性の女Luluを巡るWedekindの戯曲”Erdgeist”(地霊)と”Die Büchse der Pandora”(パンドラの箱)はルル二部作とよばれており、Alban Bergのオペラ「ルル」をはじめ、映画”Lulu on the Bridge”(1998)、”Something Wild”(1986)、”The Fine Art of Love”(2005)等、Wedekindが生み出したルルは、多くの創作者にインスピレーションを与える存在だそうです。Die Büchse der Pandoraは同タイトルで1929年に無声映画も作られています。
「春のめざめ」も問題作として有名ですが、「ルル」も粗筋を読むと相当スキャンダラスな内容のようです。Matéの切り裂きジャック、さぞ似合うことでしょう。そんなMatéは、4月3日から5日まで梅田芸術劇場メインホールで”Super Live Vol. 2 Love Legend”に出演します。東京公演は新国立劇場中劇場にて4月9日から13日まで。
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